製品開発協力者様 浅間氏 レポート



 浅間氏から試作ジギングロッドと試作ジグのレポートをいただきました。

 漁でご使用いただいております。

 詳細で明確なレポート、製品開発に非常に役立ちます。

 ありがとうございます。


 マルチに使える 新ジャンルのライトジギングロッドの開発が進んでいます。

 近海の1〜2kgの魚からブリ ヒラマサにも使えて、

 遠征釣行にも使える、既存にはないロッドです。





 ■浅間氏 レポート

 2015年2月26日 レポート


 厳寒期を迎えた1月下旬に久しぶりにアマダイ狙いで出船しました。

 この時期は次第に水温が低下して魚の活性も下がり、アマダイの延縄漁をしている仲間の漁師曰く

 『これからの二ヶ月間が一年の内で最も釣れない!』 と言う程で、

 渋い状況になる事は覚悟の上でトライしてみました。


 タックルは試作もライトジグロッドにオシアジガーの2000HGにPE2号にフロロリーダー8号で

 ジグは市販品の200〜250cです。

 アマダイを狙うにはライン強度がオーバーパワー設定ですが、

 青物や根魚も狙うのでこのタックル設定で通しています。


 夏場と違って寒い時期のアマダイはルアーを追っても海底から5b位までの事が多いのでルアーで

 誘う方法も工夫が必要となります。

 昔から『鯛は潮を釣れ!』の格言があるように、アマダイこそ『潮を釣れ!』と思わずにはいられないほど

 タイミングが合わないと魚は居るのにルアーには食い付きません。

 この日は8時間程狙い続けてみましたが、アマダイの当たりが有り釣れたのは

 約2時間程の限られた時間帯だけでした。


 この日以降もアマダイ狙いで出船しましたが釣果を伸ばせず終いで、

 アマダイに執着せずに「釣れる魚を狙って釣る」と考えを改めまして、

 船でポイント移動をしながら魚の反応を探しての瀬魚と青物狙いにシフトしての釣りが多くなりました。


 立春を迎えた頃に青物を探して釣り場の移動を繰り返していましたら、

 久しぶりに見る見事な青物の反応に「仮に20`クラスのヒラスが掛かっても安心して対処出来るように」と

 PSC61MRをチョイスしてリールはステラの10000HGにフロロリーダー20号にPEライン4号の

 設定でジグを投入して 『 間違いなく中層付近でヒットするはず!』 の読み通りに

 魚を掛けてからは、いつものリールのドラグを締め上げて竿をフルベンドに曲げ込んで

 常に魚にプレッシャーを掛け続けて非常に短時間で魚を取り込み「サクサク」釣り上げます。


 この時の魚は非常に活性が高かった為に他の試作ジグロッドと試作ジグも投入しテストしてみました。

 試作ジグに関してはこの状況では何にでもヒットしてしまうので比較は出来ませんでしたが、

 試作ロッドについては以前はハイギヤのリールを使用していて、ルアーの操作感が「しっくり来ない」部分が

 あったのですが、今回ノーマルギヤのリールに換えてみたところ操作感が改善されました。

 小西さんの云う所の『ジグの適正な引き重り感』になっていたと思われます。

 また、魚とのファイトにおいては、魚の引きが「ワンクッション」おいてアングラーに伝わるために、

 こちらは改善が必要かと思われます。




 マルチに使えるライトジギングロッドで大型のアマダイ
 

 ライトジグロッドと魚型ジグでヒラス7、7`
 

 PSC61MR 試作ジグ

 ヒラマサ10、4`
 
 

 ヒラマサ

 PSC61MR 

 試作ジグ 素材違いの190c
 

 高い活性の魚探の反応
 

 ヒラマサ

 右側が7、9`で左側は10、4`です。
 

 アマダイ 大きい方から1.6、 1.5、 1.1、 1.0`
 





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