製品開発協力者様 浅間氏 レポート




 浅間氏から試作ジギングロッドと試作ジグのレポートをいただきました。

 漁でご使用いただいております。




 ■浅間氏 レポート■

 こんにちは、山の木々も紅葉が進み中には落葉してきているものも、ちらほら見られる頃となりました。

 例年なら青物も秋の深まりに合わせて活性化するのですが、今のところ芳しくありません。

 付近の海域にベイトが少ないせいか?海鳥も多くは無く、やや苦戦中です。

 こういった状況の場合は他の船があまり狙わない小さな根周り等を、

 潮の効き具合で活性の上がったベイトの反応を見ながら、根付きの青物をランガンで拾う釣りをします。

 青物狙いのタックルは試作ジグロッドにPEラインの3号にリーダーはフロロの16号です。

 使用ルアーはカーペンターの魚型ジグや市販品の180cから300cを状況に合わせてセレクトします。


 試作ジグロッドは当日の釣場の状況に合うものを数本の中からチョイスしますが

 各々に使用感の違いが有り

 @ラインを通して伝わる魚の当たり等の感度

 Aルアーの操作性

 Bフッキング性能

 Cファイト時において魚のコントロールのし易さ

 等を総合的に判断させてもらうと、現時点でこちら側の海域ではNo3 番号1461-64 と

 No2 番号1462-64 が使い易いと思っています。


 例えばドテラ流しでスピニングタックルで釣る状況において、潮が効いていて風が潮と逆向きの場合に

 水深60b前後でラインを100b以上出すとルアーを思い通りに動かし難くなる為に一度回収して

 再びルアーを投入するという作業が増えるのですが、ベイトタイプの試作ジグロッドは同じ状況において

 明らかにルアー操作にキレがありジグにアクションを付け易いと確信しているので

 100b以上ラインを出した場合でもジグを動かし続けられるために

 結果、ジグを打ち返す回数を少なく出来るので魚とルアーのコンタクトが増えてヒット率が上がる。

 また、同じパワークラスのスピニングタイプよりもはるかに重いジグを動かし易い。


 魚を掛けてからのコントロール性能については、先日水深80b前後のポイントにて

 ボトムから30b付近で大型魚をヒットさせた時にその引きから、かなりの大型ヒラスと勘違いさせられる程の

 ダッシュ力とラインを引き出し続けて走る距離に焦りました。

 ラインを通して伝わる首振りの違い等から残念ながらヒラスでは無いだろうとの思いでしたが、

 試作ジグロッドのポテンシャルを引き出すには絶好のチャンス!

 カーペンターのロッドベルトを使用する事で、竿先から出ているラインの角度を見ながら

 ロッドをフルベンド状態にして、魚に対して非常に有効なプレッシャーを掛け続けられて、

 ロッドの持っている復元力を最大限に引き出して短時間で勝負を着ける事が出来ました。

 上がって来た魚は推定60`前後のサメでしたがファイトタイム、はおよそ10分程度

 船縁まで寄せてアシストラインをナイフで切ってリリースしました。

 今後、大型ヒラスを掛けた場合のやり取りのシミュレーション出来てファイトの良いトレーニングになりました。

 大型魚にも充分対応可能で魚のコントロール性能も申し分ありません。


 と、私がテストしている試作ジグロッドの中ではこの二本のロッドが潮が1〜2ノット前後効いて

 水深50b〜100b辺りで釣るのにストレス無く使い易く仕上がっているようです。


 以上、私なりの感想になりましたがこのベイトタイプのアドバンテージとスピニングタイプの利点を状況によって

 使い分ければ、また少し進化した釣りが展開出来そうです。






 3番ロッドとワラサ

 魚型ジグ
 

 3番のカーボ素材の異なるロッドと鯛

 魚型ジグ
 

 3番ロッドとヒラス

 魚型ジグ
 

 潮が当たり活性化したベイトの群れ
 

 3番ロッドの素材違いの二本とワラサとヒラゴとヒラス
 

 3番ロッドとヒラメ
 

 3番ロッドとサメ
 

 3番ロッドとサメ
 

 2番ロッドでヒラス
 



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