The fishing for the product test
テスト釣行レポート


                               
  Yellowtail  (Kyusyu-Nagasaki)

  November 9, 2015


 ●場所 福岡県 玄界灘

 ●釣り日時 2015年11月9日 〜 12日

 ●ターゲット フィッシュ ヒラマサ

 ●テスト内容  試作キャスティングロッド  試作プラグ /  試作ジギングロッド  試作ジグ


 玄界灘 ヒラマサ

 今回、 試作品のテストを玄界灘で行いました。


 3年前から形状 バランスを変えながらテストを

 行ってきました BF(ブルーフィッシュ)160gが

 完成の域に達してきました。

 テストでは大型魚を呼ぶ力がとても強いと感じています。


 今回も玄界灘で今まで掛けたヒラマサで最大だろうと

 思われる ”化け物ヒラマサ” が掛かりました。


 テストでGTでも良好です。大型GTへ期待を持っています。


 バランス取りがとても難しいBF(ブルーフィッシュ)ですが、

 今まで行った様々な実験から、法則性が分かりました。

 γのように、15gから250gまでのサイズ展開を準備しています。


 テストでBF200gのプロトも恐ろしいポテンシャルを確認しています。

 大型BF(ブルーフィッシュ) は今まで出てこなかった

 ”モンスターサイズ” が出ると感じます。

 とても夢のあるルアーだと感じています。

 

 試作ルアー


 ●BF160g プロト

 BF160gは適合フックに於いてシングルフックを使うことを

 前提にし、工夫がされたタイプも開発しています。


 ●舞姫120g ホワイト ディアブロの塗装テスト

 使用と乾燥を繰り返して塗装の耐久性を確認しています。

 問題が無いと確認が出来たら、このカラーをラインナップへ

 追加します。視認性がよいので、ルアーのアクションが

 つけやすいです。

 ホワイト ディアブロのカラーはよく釣れると感じます。

 舞姫の ”ディアブロ” の動き・・・ 凄いです。 

 舞姫の動きが ”モア舞姫” になります!


 ●KLL011A

 この前の釣行で、ヒットが偏ったルアーです。

 自重は120gです。

 ヒラマサ GT マグロ で実績が出ています。

 ”見破られにくい性質” を実感していただけると思います。

 来年春に、カーペンターから製品化予定です。


 ●γ60gの形状 バランスが異なる物

 現行のγ60gとは異なります。γ45gと同アクションのγ60gです。

 

 試作ルアー


 ●BF140gの型が異なる物

 BF(ブルーフィッシュ) には色々な型の試作があります。

 8種類以上の型があります。


 2〜3年前のテスト釣行レポートで

 ”BFの型の異なる物で良い物があります” と

 言っている物があります。

 写真の試作ルアーとは別の型ですが、

 この試作ルアーのポテンシャルは凄いものを感じています。

 

 最近、再びルアーの製作数量が少なく、

 入手が難しいとのことで、

 増産の願いが会社へございます。


 現在、世界中から引き合いがあり、

 海外へもかなりのカーペンタールアーが輸出されています。

 海外からも足りないので、増産の願いがあります。


 カーペンタールアーは厳選した材料で

 考えうる最良の方法でルアーを作っています。

 普通では、あり得ない手間を掛けて、バランスを取っています。

 どこも真似が出来ない ”精度と性能” を追い続けています。

 開発の為の知識の蓄積にも努力をしています。

 すべては ”よく釣れるルアーを作る為” です。


 誠に申し訳ございませんが、増産はお願いがあっても難しいです。

 天然の木を使う以上、使える材料に限度があります。

 考えうる最良の方法を守らないと、

 ばらついたルアーを世の中に出すことになります。


 ルアーの設計は私の手の中にあるので、

 幾らでもバラツキ具合の加減は変えられます。

 ここは良心の世界だと思います。

 また、一生懸命 釣り場でテストして、最良にセッティングした

 物と同じ物が製品にならないと、

 一生懸命やった意味がありません。


 ”いいものを作りたい” という気持ちがすべての原動力です。

 物作りは良心の世界だと思います。

 バランスを曖昧にして、妥協すれば数は作れます。

 これは私の心が許しません。

 信念を持って開発、物作りをしているからです。

 バランスを曖昧にして、狙いの動きが忠実に出ないと

 釣れないルアーになります。

 そのような物作りは、真のカーペンターファンの方々を

 騙すことになりますので、絶対に出来ません。


 誠に申し訳ございませんが、数量に於きまして、

 今で作れる精一杯の数となっています。

 作ったルアーの数が、出来る限界の数と思ってください。

 今後も最大の努力はしていきます。

 どうぞご理解、お願いします。

 

 今回の玄界灘の海況は風がかなり強く、

 波が高い時間帯が多かったです。

 また、潮が走っていたので、風と潮で

 釣り場は三角波の箇所が多かった。


 波の状況だけ判断すると BF(ブルーフィッシュ) が

 良かったと感じました。

 見えたヒラマサの餌は、シイラ イワシでした。

 
 

 東末さん BF100gからBF60gへチェンジして

 サワラ キャッチ!


 ルアーのダウンサイジング 上手くいきました!
 

 早朝 試作ロッド 80/36が曲がった!


 80/36 ポッピングと引き抵抗が強いペンシルジャーク用に

 開発しているロッドです。

 メインターゲットはGTですが、慣れればヒラマサにも使えます。
 

 ヒラマサ 実測19.5kg


 BF140gの型が異なる試作ルアーでヒットしました。


 アクションは、BF(ブルーフィッシュ) をただ引きで

 泳がせながら誘ってバイトに持ち込みました。

 BF(ブルーフィッシュ) でGTを釣る時に

 よく行うアクションですが、この条件のヒラマサには

 効いたようです。
 

 與猶さん ヒラマサ キャッチ!

 ルアーはγ10周年記念モデル!
 

 明石さん シイラが掛かりました。


 この場所、このタイミングではヒラマサが

 シイラを捕食していました。
 

 雨 風 潮波の中 BF160gプロトに勢いよくバイトが

 ありました。

 試作ロッド 80/36が曲がった。


 試作ロッド 80/36 ファイトはダイレクト感が強く、面白い。

 ですが・・・ ドラグが強いので (初期設定12〜13kg、そこから

 締め上げていく) 油断するとファイトで体を持っていかれます。


 根に激しく突っ込むヒラマサの性質を考えると

 このロッドをヒラマサに使うことは、慣れもあると思いますが、

 好き嫌いが分かれると感じます。

 ルアーのタイプや状況で BLC(ブルーチェイサー)と使い分けが

 出来れば、ヒラマサにも良いかと思います。
 

 ヒラマサ 実測20kg


 BF160g プロトでキャッチ


 何度も調整を行い、凄く動かしやすくなりました。

 魚の反応もいいです。
 

 與猶さん ヒラマサ キャッチ!

 ルアーはBF100g
 

 BF160g プロト

 よく出てくれた。
 

 BF160g プロト
 

 與猶さん サメが掛かりました。
 

 東末さん ヒラマサ キャッチ!

 BF100g
 

 BF160g プロト

 いい感じです。
 

 夕刻 水中ロケットのように出てきて、ラインが10m位

 水を切りました。マグロかカジキがヒットしたかと思うような

 凄い速くて勢いがあるヒットでした。

 とてつもない力でラインを引き出していきました。


 化け物 ヒラマサ・・・

 37mのボトムまで走られて根ずれしました・・・

 ルアーはBF160g プロトでした。


 玄界灘で33kgまでキャッチしていますが、

 30kgとかそういうサイズではないと思います。


 私が玄界灘で見たことがない

 モンスター ヒラマサ でした。

 BF160gに突進してきました。


 BF160g 製品リリースしたら、

 誰かに仇を打ってもらいたいです(笑)

 
 

 餌の関係からか、集魚力の関係からか、理由は分かりませんが、

 BF160gに釣果が偏る感じがありました。

 岸本さんに BF160g プロトを使っていただきました。


 岸本さん ヒラマサ キャッチ!
 

 明石さん ワラサをキャッチ!

 BF120g
 

 與猶さん ヒラマサ キャッチ!

 ルアーはBF60g この場所、このタイミングでは、ヒラマサが

 イワシを捕食していました。

 ルアーサイズを臨機応変に対応されたキャッチ!
 
 

 與猶さん ヒラマサ キャッチ!


 BF100g
 

 明石さん ヒラマサ 実測29kg


 5〜6kg位のヒラマサが釣れて写真撮影をしていたら

 明石さんが 『サメが掛かった』 と言われて振り向くと

 BLC83/35 スーパーコブラが半端ではなく曲がっていた。

 ファイト時の竿の動きからサメではないと田代船長が判断し、

 すぐにフォローに入られました。


 明石さんは凄く安定した上手いファイトでした。

 上がったのは、サメではなく、大きなヒラマサでした。


 『あまりにヒレが大きかったのでサメに見えた』 と明石さん

 ルアーはBF120gでした。


 自己記録 おめでとうございます!

 ”夢がある” 玄界灘の海

 
 

 岸本さん 試作の改造ロッドが曲がった!
 

 試作ロッド 80/36


 この竿、大好きになってきた。

 性質は、まるでスポーツカーみたい。
 

 岸本さんとヒラマサ ダブル キャッチ!


 岸本さん BF160g プロト


 私は BF140gの型が異なる物の試作ルアー

 サイズは 実測 12.75kg 



 BF160g プロトの適正なバランスをした物が

 使い過ぎで、すべて吸水してバランスが崩れました。

 元の重量まで乾燥させないと、動きがおかしく、

 釣れません。これは製品にも言えます。

 これは今更の話ではなく、ご存知の方は多いと思いますが・・・


 吸水すると、上手く動いていたルアーが重くなるような

 感覚になります。

 また、思うように操作が出来なくなります。

 これらで吸水していると判断出来ます。

 一番分かり易いのは、ルアーを秤で計れば分かります。


 一定以上、吸水すると狙いの動きから外れるので

 途端に釣れなくなります。

 

 與猶さんに水面爆発ヒットがありました!

 BLC83/40 スーパーコブラが凄い曲がりを見せました。
 

 與猶さん ヒラマサ 実測 21.5kg キャッチ!

 力強い いいファイトでした!

 初挑戦で20kgオーバー おめでとうございます!


 ルアーはγ160g
 

 キャスティングの合間にジギングで明石さん

 ヒラメをキャッチ!

 PSCシリーズのULパワーの試作
 

 西尾さん タイをキャッチ!
 

 明石さん タイ キャッチ!

 

 西尾さん アコウ キャッチ!
 

 明石さん カンパチ キャッチ!
 

 明石さん アラをキャッチ!
 

 色々な開発中の物が製品化に向けて進んできました。

 色々な条件をカバーしてくれる ヒラマサ プラッキングのプラグ達。

 使い分けでテクニカルな楽しいヒラマサ トップゲームが

 出来るようになってくると思います。


 サンライズ 船長 皆様 ありがとうございました。
 



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