製品開発協力者様 浅間氏 レポート




 浅間氏から試作ジギングロッドと試作ジグのレポートをいただきました。

 漁でご使用いただいております。


 




 ■浅間氏 レポート■


 レポート ライトジギング底物編


 こんにちは! 新しいアマダイポイントを開拓しています。

 あまりに広い海底の平原を魚探の海底地形図をもとに調査釣行しています。

 居ても釣る事が出来無かったり、魚が薄くしか生息していなかったりで

 「条件出し」の作業は永い時間を要すと思われます。

 小西さんの製品開発同様に諦めず地道にやり進めて行くしか方法は無いので

 独自に道を切り開いて行きます。



 ホトトギスが飛来して鳴き始めた頃よりサビキ釣りにてアジ漁をしていました。

 好漁であったため夢中で漁に没頭していましたが、ホトトギスの鳴き声もやがて聞こえ無くなり

 アジ漁も日によってムラが多くなり終漁を迎えました。

 代わって産卵期を前に本格的にシーズンインしたアマダイを含めた底物のレポートをします。

 先ずは使用タックルからですが、昨シーズンの課題を打破するにはスピニングタックルが必要不可欠になる!との

 私的な意見からカーペンターからレンタルさせて頂いた代用品のロッド「BC80ULR」に

 ステラ4000XGもしくはツインパワー4000XGにPEラインは1、2号でリーダーはフロロカーボの5号のセットで使用したジグは

 市販品の160〜200c。ベイトタックルにはマルチパーパスライトジグロッドと試作ライトジグロッドにはどちらも

 オシアジガー1500HGを組み合わせPEライン1、2号にフロロカーボン5号のセットで使用ジグは160〜250cになります。


 釣り場は砂泥地の水深80〜90b前後を主に釣りをしてます。


 底物のアマダイの食性は多彩で実際に釣り上げて吐き出した内容物を紹介すると

 エビやカニ、シャコと言った甲殻類、イソメ、仔イカからヒトデ類、魚類に至ってはアジ、7〜10p程度の仔エソに

 ウミヘビ(爬虫類ではありません)の10〜25p位の物までと大型アマダイは悪食です。

 この食性からしても充分にルアーフィッシングのターゲットとしての要素を備えている上に

 雄のアマダイは「縄張り」を持って行動している事が判明していて、この事からリアクションバイトを

 期待しての釣りも成立すると思われます。


 以前のレポートで紹介しましたが、「釣れる時合い」が限られていて生息しているのに釣る事が出来ない事が

 少なく無い為に、諦めてポイント移動を繰り返したり他の魚を狙っていたりしていては釣果を延ばす事は出来ません。

 (逆に釣れる時合いや条件も少しずつ解明出来つつ有ります。)


 大ベテランのアマダイ一本釣り漁師さん曰く『アマダイ釣りは辛抱の釣り!辛抱した者が漁をする。』と

 この釣りを物語っています。

 当たりの少なさに加えてキャッチ率を下げているのが大型アマダイのフッキング直後の「一延し」に有ります。

 1、5`を超えるような大型アマダイはフッキング直後は2〜3`サイズのワラサ並みに引きます。

 これはアマダイに備わっている魚体の特徴に有るのではないか思われます。

 その特徴とは脊椎が非常に柔軟性が有る事で、他の魚では見た事が無い程に釣り上げたアマダイが

 魚体を激しく くねらせている様子から容易に想像出来ます。

 おそらくフッキングしたアマダイは水中でも激しく身をくねらせる事で、ルアーの重さも相まって

 遠心力によって身切れが発生していると現時点では推測しています。

 この身切れは仕方ないとしても、鈎は出来る限りしっかり掛けたい。

 昨年からの底物釣りレポートでも述べている市販のライトジグロッドでは潮流に因るラインプレッシャーがある上に

 ルアーの重量に負けてロッドのバットパワーが足りず上手くフッキング出来無い!と言う事が

 カーペンターの試作ジギングロッド(マルチパーパスロッド)を使用し始めてからは、かなり改善されました。

 その証拠は添付している底物の多さを見れば明らかでしょう。

 ルアーの操作性に関しても一日中誘いの動作を繰り返すので、ロッド全体に張りが有り過ぎると身体に堪えるので、

 ティップからベリー バット部分までが滞りなくパワー伝達してくれるロッドが私的には好みで

 疲労の少なさに貢献していると思われます


 これから夏に向かって行くに従い二枚潮や三枚潮と言ったラインが潮に翻弄されて糸フケが発生して、

 ルアーのコントロールやフッキングが上手く行かない事が多くなって来る中で、

 新しく届いた試作ジグロッドがどんな活躍をしてくれるかと期待でワクワクしていて、試釣の日々を楽しみながらも

 現場で得られた試作ロッドの特徴等を公正にお知らせします。



 最後に4月以降に釣れた底物釣りの定番魚と狙ってもめったに釣れない非常に嬉しいゲストの魚達を紹介します。


 先ずは厄介者のエソ君はミスバイトが多くリーダーをズタズタにします。


 



 お次はヒットしてからランディングするまで物凄いファイトを披露してくれた「スズハモ」君は実測4、5`のビッグサイズ!

 ランディングネットに噛みつきツイストの大暴れで大事なネットをズタズタにしてくれました。

 


 次は定番のヒラメですが、どうです立派でしょう! スピニングタックルのBC80URLにて7、1`です。

 更に翌週にはマルチパーパスライトジグロッドにて昨年釣り上げられた7、7`を上回る8、3`です。


 


 次は、こちらも今シーズンに入り2匹目となる「トラフグ」様! 思わず船上にて万歳をしてしまった、

 こちらは4`オーバーでした。





 ラストに登場は底物釣りの本命大型アマダイです。





 まずこちら10匹で10、9`で最大魚は1、65`でした。


 


 次は型揃いの8匹で10、6`最大魚は1、7`でした。


 







 アマダイが吐き出したウミヘビ。
 

 写真では分かりにくいですが、アマダイの脊椎は柔軟性に

 富み良く曲がります。
 

 アマダイ1、65`
 

 同じく良型揃いレンコ鯛とアマダイ。
 

 チカメキントキ
  



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