The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 Yellowtail  (Kyusyu-Nagasaki)

 April 18, 2015


 ●場所 福岡県 〜 佐賀県沖 (玄界灘 東部)

 ●釣り日時 2015年4月18日 〜 19日

 ●ターゲット フィッシュ ヒラマサ

 ●テスト内容 試作キャスティングロッド / 試作プラグ 試作ジギングロッド / 試作ジグ

 玄界灘(東部) ヒラマサ キャスティング

 松井さんに誘っていただき、玄界灘東部でテストを行いました。


 今までからも玄界灘には何度も足を運び、テストを行っており、

 ポイント状況の把握は出来ていると理解していました。

 しかし、以前より松井さんから・・・

 『玄界灘でも東部は、小西さんがよく行かれる玄界灘の海域の

 特徴とは異なるので、一度見ておかれたほうが製品開発に

 役立つと思います』と話されていました。


 昨年、一度、玄界灘東部を訪れました。

 この時は試作ジギングロッド、試作ジグのテストを行いました。

 松井さんが言われる通り、ここにはここの特徴があることを

 少し理解出来ました。


 この海域では、春のこのタイミングでは小型プラグが

 良い事が多いとの話でした。

 テストを行いたかった試作プラグ ”舞姫45g”

 ”舞姫60g” ”γの形状とバランスの異なる物” を

 中心にテストを行いました。


 このサイズのルアーを使うのに良いと考える試作ロッド

 ”BLC83/20 R−PM・SC” と

 ”BLC88/25 R−PM・SC” のテストを行いました。

 

 同船の中村さん BF60gでヒラマサ キャッチ!!
 

 中村さん、天然瀬での誘い出しでヒラマサ
 

 試作ジギングロッドPSC61ULR(仮称) で

 中村さん ヒット!!
 

 中村さん ヒラマサ キャッチ!!
 

 試作キャスティングロッド ”BLC83/20 R−PM・SC” で

 ヒットしました。


 このヒットの前に非常にどんくさいことをして魚を逃がしました。

 釣れたヒラマサが船のシャフトに突っ込み、糸が切れました。


 船底形状か、船の沈んでいる部分の深さか、船底の色か、

 海域の特徴なのか、

 ・・・理由は分かりませんが、

 今回、私だけでなく、船の後部で掛けたヒラマサは

 ほぼ全てシャフトに目掛けて突っ込みました。

 同船の方もシャフトに突っ込み、ルアーに船底塗料が

 付いて上がってきました。


 後日、カーペンター製品開発の浅間さんに

 このことを話しましたら、浅間さんの船でも

 『船の後部で掛けたヒラマサはシャフトに目掛けて

 突っ込みます』 とのことでした。


 55フィートを超える大型船では、ここまで顕著にこのような

 ことが起ることは無かったです。

 船の沈んでいる部分(水面から船底までの深さ) が

 関係しているように感じました。


 『こんなこと知っているよ』 と思われている方は多いのかも

 知れませんが、驚きでした。


 今回、船の後部で釣りをしました。

 怖いくらい、全ての魚がシャフトに突っ込んだので

 ヒットしたら少し前へ移動してファイトをしました。

 

 試作ルアー ”舞姫60g” でキャッチ

 
 

 ヒラマサ キャッチ


 試作キャスティングロッド BLC83/20 R−PM・SC 

 + 舞姫60g (プロトタイプ)


 このポイントで ”舞姫60g” で連続ヒットしました。

 他のルアーでこの時、この場所ではバイトがあっても

 針掛かりしない状況だったので やや ”舞姫” に分があったと

 思いますが、玄界灘 東部のこの時のタイミングでは

 ”舞姫” がよく当る条件ではないように感じました。

 このヒットも ”舞姫” の見破られにくさが功を奏してのヒット

 だったような気がします。


 今回、天然瀬での誘い出しでは、BF(ブルーフィッシュ) が

 良かったように感じました。

 沖のイワシを追うヒラマサには ”バランスと形状が異なる

 試作γ” が良かったと感じました。

 
 

 カスケットの手島さん

 ナブラでγ60gでワラサ キャッチ!!
 

 中村さん 良型ヒラマサ キャッチ!!


 先週、発売された ”BF45g” でキャッチ下さりました!!
 

 玄界灘東部では、使用するジグの大きさ(100g前後)と

 潮の平均的な流速を考慮すると、

 適正になるジギングロッドのパワーは

 PSCシリーズでいうと 『Lパワー〜ULパワーがベストではないか』

 という話でした。


 潮の流速、水深、使用ジグの重さや抵抗で

 適正なジギングロッドが変わります。

 この時は上潮から下潮まで安定した流れを感じました。

 潮風が逆でした。

 使用したジグの重量が135gだったことと潮が効いていたので、

 PSC61MRを使いました。

 非常にいい感じでアクションが付き、

 釣れそうな感覚があり、すぐにヒットしました。

 

 松井さん 

 PSC61MRでキャッチ!!

 『この潮加減とこの重量のジグ(135g)だと とても使い易い!』

 と松井さん。

 

 ヒット率、フッキング率の高さの向上が見られた試作ルアー

 バランスと形状が異なるγの試作です。

 γも、誕生後も性能向上の為のテストを延々と続けています。
 

 岡田さん ヒット!!


 BLC84/25 R−PM・SC が曲がった!!
 

 岡田さん 良型ヒラマサ キャッチ!!


 新製品 BF45gでゲット
 

 試作γ 凄いフッキング率です。

 ロッドは 試作キャスティングロッド BLC83/20 R−PM・SC
 

 田島さん 初ヒラマサ キャッチ おめでとうございます!!
 

 この試作 よく掛かり、よくバイトがある。
 

 船の後部でファイトしていたらヒットした魚が船のシャフトへ走り、

 船の前に移動してファイトしましたが、

 今度は魚が船底にへばり付きそうだったので

 更に前へ移動してファイトしました。


 ありえないくらい、船底へ魚がいきます。


 試作γ

 出たヒラマサは全て上手くフッキングしてくれました。

 ヒット率もとても高いです。


 見ておられた方が、あまりにフッキング率が高いことに

 驚いておられました。

 パーフェクト フッキング、バラシ無しに私も驚きました。

 恐ろしい数の試作ルアーを実験して、見つけたアクションです。


 京都 福井沖でも、この形状とバランスが異なる

 試作γがブリ ヒラマサに効くかどうか、

 フッキング率の高さについてのテストも行いたい。

 

 魚の活性が変わった感じがしたので、BF45gにすると

 ヒットしました。


 新製品の BF45g

 ボディーを変え、長年に亘ってセッティングを行い、

 ようやく製品化に漕ぎ着けられました。


 製品になったBF45gを今回使いましたが、

 自画自賛になりますが、ほんとうに上手く調整されていると

 自分でも思いました。

 きちんと真面目に取り組んだ結果はルアーアクションに現れると

 思いました。


 11歳で初めてルアーを自作して、35年位ルアーを

 作ってきています。恐ろしい量のノウハウと気持ちがルアーに

 注ぎこまれていると思います。


 また、製品の製作は、試作で決定した設計をきちんと守り、

 作りきらなければ、きちんとした物になりません。

 使っていただいておられる方は分かって下さっていると

 思いますが、カーペンタールアーは、バラツキがたいへん少なく

 ウッドルアーとしては、あり得ない高精度で出来ていると

 思います。

 生半可な気持ちでは、良い物は出来ません。

 製作には集中力を要します。

 神経をすり減らしながら、いい物作りを目指す工房のスタッフの

 努力で完成しています。


 現在、カーペンタールアーは、もっと精度を上げる設計に

 入っています。

 外観の見た目では分からない部分ですが、

 内容は恐ろしいほど釣果を左右します。


 ”釣り人の夢を作る工房 カーペンター” は今年で

 創立20年になりました。

 これからも今まで以上の努力で頑張っていきます!

 
 

 最後のポイントでドラマがありました!!


 手島さんの BLC84/25 R−PM・SC が大きく曲がった!!
 

 手島さん BF45gでキャッチ!!
 

 手島さん ヒラマサ 実測15.6kg キャッチ!!


 BLC84/25 R−PM・SC + BF45g


 自己記録 おめでとうございます!!
 

 同じポイントを流しなおすと、再びドラマが!!


 BLC84/25 R−PM・SC が先ほど以上に

 大きく絞り込まれた!!
 
 

 でかい!!
 

 新製品 BF45g でゲット!!
 

 手島さん 自己記録 ヒラマサ 実測21.8kg


 おめでとうございます!!

 ナイスファイトでした!!




 BF45gは丹後をはじめ、福井沖や和歌山をはじめ

 ここ玄界灘 東部からも早期リリースのご要望を伺っていました。


 釣り場でよく遭遇するサイズのイワシの大きさに

 ジャストサイズです。


 マッチ ザ ベイトが効く時に、効果をもたらしてくれると

 思います。
 
 

 松井さんに誘っていただいた 玄界灘 東部

 その釣り場、釣り場で特徴があり、

 各々の釣り方があり、とても勉強になりました。


 最後のポイントでドラマがあり、カスケットの手島さんが

 BF45gで自己記録のヒラマサをキャッチ下さりました。

 玄界灘 東部の春、ベイトが小さい時にも期待出来そうです。


 BF45gのテストで、丹後沖のブリ ワラサでかなり良かったです。

 全国のブリ ワラサ ポイントで活躍してくれると思います。


 他の対象魚として マグロですが、既に販売されている

 他のサイズのBF(ブルーフィッシュ)でマグロが上がっているので

 状況で 45gも効くと思います。




 ルアーの調整で、今まで困難であった領域の調整が

 可能になり、より狙いのアクションが出しやすくなった

 形状とバランスが異なるγの試作。

 高精度の調整は釣果を伸ばすことが出来そうに感じます。

 実験を行い、確信を得られたら

 色々なサイズの試作γを作り、試したい。


 クルーズ 船長

 皆様、お世話になり、ありがとうございました。

 
 カーペンター創立 20周年 記念

 ■ カーペンター創立 20周年 記念 ■

 1995年、ルアーや釣り道具が大好きな青年が25歳で始めたカーペンターが、

 今年2015年で創立20年を迎えることが出来ました。

 多くの皆様のお陰であり、とても感謝しております。

 ありがとうございます。


 創立の日に誓った思いは、20年経った今でも全く変わらず、真面目に取り組んできました。

 これからも、カーペンター工房スタッフ一丸となり、頑張って参ります。



 20周年の記念に色々な企画しております。

 カーペンターHPでお知せをさせていただきます。



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