The fishing for the product test
テスト釣行レポート


  Yellowtail  (New Zealand)

  January 9, 2015


 ●場所 ニュージーランド (ランフリーバンクス)

 ●釣り日時 2015年1月9日 〜 16日

 ●ターゲット フィッシュ ヒラマサ (キングフィッシュ)

 ●テスト内容 試作ショートキャスティングロッド / 試作ジギングロッド / 試作ジグ


 NZ ヒラマサ (キングフィッシュ) A

 たくさんの魚が掛かってくれて、

 持ち込んだ試作ロッドのテストが進んできました。

 トップとジギング両方でよく掛かりました。

 今回、天気も釣り場の条件も良かって運が良かったです。


 NZのようによく釣れる場所でも条件によっては

 魚が表層に浮かないことを何度も経験しています。

 11月〜12月の時期の強い南風(南極からの風)は

 水温低下を招いてトップで魚が出にくくなります。


 また、NZ北島は12月頃から台風崩れの低気圧や

 強い低気圧が定期的に通過します。

 低気圧が通過すると強い雨と風で長いと5〜6日間、

 荒天が続きます。雨により強い濁りが発生して

 水深の深い場所まで達した時はトップで非常に魚が

 出にくくなります(特に大型魚)


 タウランガからホワイトアイランド辺りのヒラマサの産卵期が

 12月上旬〜12月下旬、

 ランフリーバンクスがそれよりも少し遅く産卵が行われます。


 今回のランフリーバンクスで釣れた大きなヒラマサは

 全て産卵後で痩せていました。

 昨年、12月上旬に行った時のような太い産卵前の個体は、

 大きなヒラマサにはいませんでした。


 天候、水温、産卵期 当り年、外れ年などがあるので

 遠征釣行は運に左右される要素が強いと感じます。

 NZは当れば凄い爆発力があります。

 

 横山さん KLL UPL50/50が大きく曲がった!!
 

 測定
 

 横山さん ヒラマサ 37kg キャッチ!!

 KLL UPL50/50−スピニング


 産卵後で痩せていますが、太っていたら40kgを

 軽く超えていると思います。


 おめでとうございます!!

 

 写真はHパワーの試作ジギングロッドです。

 レングスやティップのパワーを変えながらテストを行っています。


 玄界灘や五島列島の西部でカンパチ ヒラマサでのテストも

 行っているものです。

 西尾さんがテストをやり込んで下さっています。


 また、オーストラリア シドニー沖のヒラマサジギングでも

 大塚さんにテストをご協力いただいているロッドです。


 レングスが5フィート6インチ ジグ適正は220〜330g 

 疲労感が少なく、スマートにジギングをこなすロッドに

 感じています。

 
 

 昨年からテストを行っているKLL UPL50/50の流れを

 持つ試作ロッド

 レングスとパワーで表記すると 50/42 と 50/36 です。




 写真は西尾さんのファイト。

 ロッドは50/36です。


 通常、ヘビースピニングジギングロッドで

 浅い水深で重いジグを操作することは難しいが、

 KLL UPL50/50 や写真の試作ジギングロッドの調子は

 水深が比較的浅い50m位でも300gのジグを上手くアクションを

 させることが出来ます。


 70〜150mの水深はこのロッドが得意とする水深です。

 浅い棚から深い水深まで使い易い大型魚用のジギングロッドです。

 水深、使用ジグのウェイトからランフリーバンクスや

 ホワイトアイランドの大型ヒラマサ狙いに

 使いやすいと感じています。
 

 PSCのMパワーのRSアクションの試作ロッド


 ティップのパワーやガイドセッティングを煮詰めています。

 ベースになっている試作ロッドでは、18〜22kgのヒラマサを

 たくさんキャッチしています。


 浅間さんにもテスト依頼をさせていただいておりますが

 浅間さん、お気に入りの試作ジギングロッドです。


 PSCのMパワーのRSアクションのロッドはまだ試作中ですが、

 ライトロッドなのに、あまりに強くて、皆が楽にファイトするので、

 NZの船長から注文がありましたロッドです。
 

 現在、試作が進んでおります 『ドテラで水深がある釣り場に

 向くジギングロッド』 を西尾さんがテストをして下さりました。


 ドテラ流し時に、アングラーとジグの距離が離れてもジグの

 動きを捉えられるジギングロッドです。


 通常の近海で使われているジギングロッドの調子では、

 水深90〜100m以深で ラインが140〜150m出た位から

 ゴムを引っ張っているような感覚になり、ジグにアクションが

 伝わらなくなります。


 特に船が風に流されて、船の移動が速い時は顕著です。

 この条件に潮が無いか、若しくは潮と風が逆の時は

 もっとその傾向が強くなります。


 ジギングロッドを開発しだした当初から製品開発協力者様と

 テストに行くといつもこの話題があがっていました。


 京都の丹後沖でも玄界灘の七里でも三重沖の大王崎沖でも

 水深が深い所のブリを狙っている時はこのような

 ”ゴムを引っ張っているような感覚”  になります。


 こうなると 操作は上手く出来ない上に、

 ヒットもほとんど無くなってしまいます。

 偶然、魚がヒットしたとしてもアングラーの意思(アクション) が

 ジグに伝わらないことでジギングの面白さが半減してしまいます。


 アングラーが自らのアクションで魚を食わせたい。

 常にジグの動きを明確に捉えながら水中を想像しながら

 ジギングをしたい。

 この思いを形に出来るジギングロッドを目指して

 テストを繰り返してきました。

 写真のジギングロッドがそれを具現化出来るジギングロッドです。


 2013年4月からテストを始めて、いいものが出来てきました。

 西尾さんがドラグを掛けて加重の負荷に対してと

 ねじれの負荷に対しての高負荷テストを行って下さりました。

 
 

 ブルージャンキー 横山さん KLL UPL50/50

 試作ジグ280gでヒラマサ キャッチ!!
 

 KLL UPL50/50
 

 横山さん 連発ヒット!!
 

 別のタイプの試作ジギングロッド


 色々な調子、パワーの試作ジギングロッドを試しています。
 

 軽比重の試作ジグ 260g
 

 オーストラリアのトニーさん

 フュージリア(グルクン)カラーのBFでキャッチ!
 

 ブルージャンキー 横山さん ヒット!


 フェバリットのEP810/42が大きく曲がった!!
 

 横山さん ヒラマサ キャッチ!!


 γ200g
 

 石井さん ヒット!!


 BLC 80/40R−PM・SC カスタム
 

 石井さん ヒラマサ キャッチ!!

 KLL.006A (BF140g)
 

 石井さん 連続キャッチ!!
 

 NZでは見たことがない大きなナブラが起り、

 さんまっぽい魚が追われて凄い光景でした。

 船中 全員 ヒット!


 γ誕生10周年記念のベースのプロト、試作γ120にて
 

 大塚さん TBL80/35(仮称) でヒラマサ キャッチ!!

 ルアーはγ90gにて


 TBL80/35(仮称) 『とても使い易い』 と大塚さん
 

 船中、全員ヒットで混乱状態から横山さんと石井さんの魚が

 知らないうちにリリースされていなくなっていました・・・
 

 西尾さん ヒラマサ35kg キャッチ!!

 BLC 83/35R−PM・SC + γ160H


 この個体も産卵後でやせていましたが、

 産卵前なら40kg近い重量の個体だと思います。


 西尾さん 自己記録 キャッチ おめでとうございます!!

 

 試作ロッドのテストが進みました。


 船長 皆様 たいへんありがとうございました。
 
 NZ 番外編

 ランフリーバンクスからの帰りにトローリングで

 カジキがヒットしました。

 西尾さん ファイト!


 今回、ランフリーバンクスでもカジキの活性が高く、

 2回、キャスティングでヒットしました。

 2回ともBF140gでヒットしました。

 小型のシングフックでは完全なフッキングが出来ずに

 ジャンプでバレてしまいました。
 

 水温が上がり、今年は相当数のカジキが

 回遊してきているそうです。
 

 西尾さん ファーストマーリン キャッチ

 おめでとうございます。


 ストライプドマーリン(マカジキ) 推定115kg


 日本で釣れたら、かなりでかいサイズです。
 

 NZのカーペンターお取扱店様のオークランドの

 イエハーフィッシング様へ行きました。

 
  

 展示のカーペンタールアーとカーペンターロッド
 

 社長、佐藤さん ロンさん

 ご注文いただきありがとうございました。
 

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