製品開発協力者様 松井氏 レポート



 松井さんよりレポートをいただきました。

 九州 玄界灘 東部のジギングです。





 ■7月18日〜7月20日 福岡県 クルーズ 玄界灘東部


 ターゲット ヒラマサ カンパチ

 今秋発売予定のジギングロッドPSCシリーズと

 新しい試作ジギングロッドを玄界灘東部持ち込みました。

 僕の見解では玄界灘東部は割に潮は緩く浅い為、ロッドの選定が重要になり

 今回持ち込んだロッド郡が適正するか非常に重要なポイントとなりました。


 浅場で潮が緩い場合竿の反復が早くなり過ぎてシャクリにくい傾向にあり

 シャクリやすくするために竿をライトにすると大物に対して無理が効かず

 相反する問題が生まれていました。

 そして、今回持ち込んだ試作品PSC61LR(仮称) 61ULR(仮称) 61LRS(仮称)

 又、ベイトロッドの試作品に期待を寄せ出船しました。





 7月18日(金) 小潮 干潮7:44 満潮13:39 満潮19:47 晴れ 南東の風(2~4m) 7:00出船

 風と潮が向き合い船があまり流れない状況で

 ラインが立つので普段ならやりにくいが

 ”試作ジギングロッド61ULR” が非常にシャクリやすかったです。

 上りの潮が効き出した9:45頃待望のHIT!

 試作ジギングロッド61ULR ソルティガZ4500 PE#2.5 

 ジグ ロングタイプ140g


 自分はテスト上、釣り座が優位に立たないように

 胴の間でシャクっていて中々HITがなかったので

 逆舷に投げて自身のジグが一番先にポイントへ

 入れてのHITでした。

 コレは裏ワザ的であまり納得するものではありませんでした。
 

 クルーズ赤間船長にもHIT!

 「立てていいですか!?」

 ULクラスとは思えないパワーですね!

 との事でした!!

 

 2〜3キロのカンパチが付く漁礁へ!

 潮が緩んだ中でもこのクラスが2.3流しボコボコに

 食ってくれました!

 素材に工夫凝らしたベイトロッドでHIT!

 シャローのドテラも使いやすい上、急流エリアの鰤狙いにも

 最適では無いかと期待しております。

 試作ベイトロッド

 オシアジガー2000HGNR PE#2 

 ジグ:試作ショートジグ140g
 

 今回、同行したメンバーには

 今秋発売のPSCシリーズをお使いいただきました。

 岡田君 PSC61MLRSでカンパチをキャッチ!

 「非常に使いやすくパワーがあり早く手にしたいです!」

 との事でした!

 

 通常この海域でジギングはこのパワークラスのロッドは不向きと

 されていましたが、PSC61MLRSは非常に使いやすく

 仕上がっていると感じております。

 また、今までの使われてきたロッドに比べ

 圧倒的なパワーです。


 ジギングのファイトにおいてパワーファイトのみがいいとは

 考えていませんが、この竿はいなす所はいなして

 パワーファイトも可能にしたスペシャルな設計で

 仕上がっております。


 初めて理想の素性を持ったブランクスに

 出会ったと感じております。

 コレを基にする事でライトからヘビーまで僕達の

 求めているスタイルのロッドができるのではと期待しております。


 別の漁礁に移動し12:45頃ヒラマサをキャッチ!

 またまた試作ジギングロッド61ULRです。

 今回、初めての使用ですがかなりLOVEなロッドです!

 4〜6キロのヒラマサなら漁礁であれ「あっちゅう間に」

 上がってきます。

 ジグは80g~150gのものが快適に使えました!

 

 赤間船長 試作ジギングロッド61LRでHIT!

 この竿も非常に使いやすく仕上がっています!

 普段は立てないファイトの船長もグイグイとリフト!

 「あっちゅう間に」キャッチです!



 

 試作ジギングロッド61LRには

 ソルティガZ4500H PE#3でセッティングしておりました。

 R系にはハイギアが合いやすいと考えております。

 ワンピッチの釣りにおいて力加減、振り幅、

 リールの一巻き辺りの巻き取り量が非常に大事と考え、

 ギア比は道具を組む上で非常に大切と考えております。

 その他は自身の塩梅になるのですが

 リールに関してはそうも行かないので

 ノーマルギア・ハイギアに加えスプールも

 直径の違うものを用意しその日の「快適」を探ります。

 純正スプールにスタジオオーシャンマーク製の小径スプールが

 便利で使っています。
 

 初日の釣果!
 

 今回、持ち込んだロッド達!!
 
 7月19日(土) 小潮 干潮8:53 満潮14:46  晴れ 西南西~西の風(1~3m) 7:00出船

 二日目は壱岐東部の天然瀬を主体に狙って行きました。

 この日も全般的に潮・風とも緩く船も流れにくい中の

 ジギングとなりました。

 朝イチ、写真は無いのですがフラットなボトムで

 鳥山がありました。

 HITしたのはメジロ大クラスのヤズでしたので即移動!


 天然瀬に移りゴリ河井氏待望のヒラマサゲット!

 PSC61MLRS ソルティガ4500 PE#3

 鉄製ジグ150g

 このエリアでも使いやすいとの事でした!

 「この竿ヤヴァイ!」連呼していました!!!

 自分でもそうなのですが他の方がファイトしているのを

 見ると他の竿に比べ圧倒的に早く魚が

 上がってきているように感じます。

 魚が嫌がらない上、湧き上がるパワーが5~6キロのヒラマサなら

 ねじ伏せているように感じます。

 この部分がアクションにも良い影響が出ている気がします。

 この潮の緩い海域でも巧く水圧に馴染み

 適正なアクションを生み出していると感じています。

 【ドテラでも全く潮・風ともに無かったり、浅いエリアでの

 バーチカルは違う竿が欲しくなりますが。。。】

 今までこの玄界灘の中でも少し違う海域での

 ジギングスタイルを変えるのでは無いと感じています。

 今まではライトロッドだったが故、ジグのアクションを

 適正にさせる為に殺していたロッドパワーを使え、

 水圧や魚とのやりとりに対し巧く馴染みジギングでの

 一連の動作に対し非常に優位性のあるモノに

 仕上がっていると考えられます。

 熱意においてはテスト回数、精度において反映されており

 僕自身が折れそうに成る程、テストを重ねました。

 本当に胸を張って世に出せると自負しております。

 今回、他の方に使ってもらって確信へと変わりました。

 

 それにしても中々厳しい状況でしたが

 僕にもようやくヒラマサをキャッチ出来ました。

 素材違いの試作ベイトロッド ブルーヘブン50L PE#2

 鉄製ジグ180g

 この魚は今回やりたかった事の一つとしてあった事が

 確認できたので非常に嬉しかったです。

 シャロー(30m~)でのヒラマサドテラジギングに於いての

 ベイトタックルの有用性を確認したかったのです。

 船長からベイトがイカナゴの可能性が高いポイントと聞き

 「ふと」閃いたのが、素材の違うベイトロッドで比重の軽いジグを

 かなり緩やかにシャクる事で今まで以上に

 HITさせやすくなるのではと考えました。

 結果は上々でこの後すぐにヒラマサをキャッチ!

 ヤズに関しては他の人は釣れない中、

 一人で5匹も釣ってしまいました。

 ヒラマサの当たりやキャッチ数も胴の間でやっている中でも

 多いほうだと感じます。

 コレは僕の技術的な部分よりもこの試作品と

 そのタックルバランスの恩恵だと感じています。

 胴の間でやることで釣り座の不利、有利やテクニック的な部分に

 影響されにくく、道具の良し悪しを判断するテストが行えました。

 コレを良い釣り座で使ったり、上手い人が使ったらと思うと

 ドキドキします。

 現にこの日はこの竿にHIT率が高く最終日も自分のミスで

 バラしてしまったのですが、全体的にヒラマサのバイトも少ない中、

 バイト率が高かった様に感じています。

 コレは今後、春のコイカベイトシーズンなど遊泳力の

 無い餌のパターンで有効なのではと感じています。

 また丹後での使用や佐賀関、クダコ、明石、紀北などでの

 鰤狙いにも期待しております。

 丹後向きのセミロングスピニングロッドにも

 向きそうな素性のブランクだと感じております。

 

 この後小型カンパチに癒やされつつ二日目を終えました。
 

二日目の釣果。
 
 7月20日(日) 小潮 干潮10:12 満潮16:13 晴れ ほぼ風無し 7:00出船

 三日目は風も潮も無い中、壱岐北東部の天然瀬を

 メインとした釣行となりました。

 この日は新たに浦田夫妻も合流しての出撃となりました。

 初玄界灘という事もありこの日は早めにカンパチ狙いで

 癒やされました!

 女性にも非常にオススメなPSC61MLRS!

 浦田妻亜由子ちゃんも「使いやすいですとの事です!」

 ドンドン掛けてドンドン水揚げです!

 華奢な体にも関わらずファイトシーンが撮れないほど

 早く上げてきます。

 浦田くんはPSC61MRでドンドンかけます!

 さすが体育会系だけあって力強いジャークに力強いファイトです!

 PSC61MRはクルーズさんが行く海域であっても

 漁礁や瀬の荒いポイントで根ズレのリスク回避する武器に

 なると思います。

 

 浦田夫妻、PSCシリーズで仲良くキャッチ!

 ご夫婦で注文頂いております。

 

 大好きな試作ジギングロッド61ULR(仮称)で!!

 むちゃくちゃ気に入りました!
 

 ゴリ河井氏 試作61LRS(仮)にて

 ネリゴHIT!
 

 厳しい中、試作61LRS(仮)でヒラゴをキャッチ!
 

 中々、HITしない中、かつ釣り座も不利な位置にいながら

 ヒラマサを見事キャッチ!

 ファイトシーンの撮れないほど早いファイトでした!

 浦田亜由子ちゃん!素晴らしいアングラーです!!
 

 3日間、苦労していた岡田君に待望のHIT!

 値千金のヒラマサGET!!

 PSC61MRにてのキャッチで

 「この竿は操作感あって好きです!」 との事でした!
 

 3日目の釣果。
 

 クルーズ赤間船長ありがとうございました!


 3日間、釣果やサイズに関しては決して良いとは言えない

 厳しい状況でしたが、非常に有意義なテストが行え、

 また他の方々に今年秋に製品リリースのPSCを

 使用いただきました。みんなから高い評価をいただき、

 素晴らしいテスト釣行になったと思います。


 この秋リリースのPSCシリーズは僕達の思いを

 皆様にご理解頂けるモノであると実感いたしました!

 又、今後の展開も非常に楽しみです!

 皆様がPSCを手にした時、新たな喜びを併せて

 手にする事を願っております。

 

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