メキシコ キハダマグロ |
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2年前にアメリカの取引先さんから
巨大キハダマグロのお誘いを受けていました。
ロッドのテストがたくさんあったので
今回、参加しました。
飛行機は東京からアメリカ ロス経由
メキシコ サンホセ空港行きです。
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サンホセ空港でアメリカ人のアングラーと
合流してホテルへ |
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サボテンがたくさん生えていました。
大地は乾燥していました。 |
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ホテルの前はクルーザーが停泊する
ハーバーになっていました。
カジキ釣り大会が行われる有名な所です。 |
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巨大なカジキのモニュメント
町はカジキ、マグロ一色という感じがしました。 |
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灯台をデザインしたレストラン |
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今回、一緒にボートに乗るアングラーの
方々との食事風景。
アメリカのアングラーの方にも
『CARPENTER』 は少し浸透しているようで
現地で私は “CARPENTER” と
呼ばれていました。
レストランもカジキ、マグロ一色です。
今日の釣果報告の掲示板もあり、
テレビはつり番組でした。
ここには世界から多くのアングラーが集って
いました。
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今回乗船するボート
120フィート以上の大きなボートです。
名前はエクセル
アメリカのサンディエゴからカボサンルーカスまで
移動してきていました。
今回のアングラーは25名でした。
参加の国名はアメリカ 韓国 日本でした。
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『メキシコへ行ってみたい』 との希望の
阿慈知さんと今回、一緒に行きました。 |
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この風景、
今年正月にテレビでやっていたメキシコの
カジキ釣り大会で映っていた記憶があります。 |
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船には一ヶ月前に釣れた世界記録の
キハダマグロの写真がありました。
重さは200kgオーバーだそうです。 |
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女性アングラーがキャッチしていた150kgの
キハダマグロの写真もありました。
今回のポイントは100kgオーバーの
キハダマグロが良く釣れるそうです。 |
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持ち込んだテストロッド
茂木陽一さんのリクエストで進めております
KLL7.0フィートと7.5フィートのパワーロッド。
超高負荷ドラグ対応の
KLLヘビージギングロッド。
BLC30Lb−SC 試作ロッドなどなど。
BLC86/25 BLC80/40 R−PM SC
なども使用しました。
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シングルフックでテストを行いました。
シングルフックを茂木さんが
推奨されています。
シングルフックは伸びにくさでは
非常に利点があります。
小型のγ BF イプシロン
ライブリーサーディンへの装着で
かなりの大きなマグロも針を伸ばされずに
獲れるようになると思います。 |
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申し込んだ当初、ルアー釣りのみでチャーターと
聞いていましたが、人が集まらなくて
餌釣りとの混合になったと出発前に聞きました。
ルアー釣りのみだと思っていたのに
少し残念な気持ちになりましたが
餌釣りとルアー釣りの色々な違いを
現場で見られて非常に勉強になりました。
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だいぶん南下してポイントに到着しました。
場所はマサトラン南南西のかなり沖です。
鳥山を発見。しかし、極小ベイトに付く鳥でした。
ベイトがかなり小型だと予想が立ちました。
予想は的中、コイカと極小のアジでした。
キハダマグロは餌とルアーサイズが合わなくても
釣れることがよくあるので、
簡単に考えていましたが、この場所、この状況では
日本のクロマグロと同様に
餌のサイズに非常にシビアな状況でした。
誘い出しにもぜんぜん反応がない状況でした。
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私は今回、餌釣りは夜に一回だけ行った以外は
ルアーで通しました。
船の水槽には7日間撒き続けても
なくならないほどの多くのイワシが
ストックされていました。
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デッキハンドが生きたイワシを
撒き続けます。
ポイントに着くと延々と撒いています。
マグロが集まり、活性が上がったところで
撒く量を増やして人工のナブラを起こさせます。
そこへ針の付いた生きたイワシを入れ込むという
方法で餌釣りのアングラーは釣っていました。
餌釣りで釣らせるシステムは
かなり進んでいると思いました。
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船の後部が餌釣りのアングラーのエリア
ルアー釣りはフロントデッキでした。
餌釣りとルアー釣りの釣り座が決まっているので
チャミングで起こった人工ナブラへはルアーを
投入出来ませんでした。 |
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小さなベイトをキハダマグロが
追っている場面がありました。
フローティングペンシルでは反応が
ありませんでしたので
ライブリーサーディン65gを30秒以上
フォールさせてトゥィッチさせて誘っていると
ヒットしました。
20kg弱位でしたのでまたすぐ釣れるかと思い
写真を撮りませんでしたら
簡単にはヒットしない状況だったらしく
その後、延々とルアーでのヒットは
ありませんでした。
餌釣りでは頻繁にヒットがあるのに
ルアーは非常に難しい状況でした。
(たぶん、餌でもチャミングしなければ
ほとんど釣れない状況に思えました)
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チャミングの効果は絶大です。
マグロ釣りの場合、
餌が極小のベイトであった場合、
餌釣りであってもかなり困難な状況となります。
チャミングはそれを乗り越えることが
出来るのだということがわかりました。
現状居るベイトとチャミングのサイズが
異なっていても、
チャミングの餌を撒き続けることで
マグロがチャミングの餌に
意識を持ち始めて活性が上がり
人工ナブラを作ることが出来れば
餌が小さくても関係なく釣れるように
なっていく現状を目の当たりにしました。
あまりに餌でよく釣れるので
ルアー釣りで来ていた方々も
次々餌釣りをし始めて、
気が付けば船中ほとんどの
アングラーが餌釣りになっていました。
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これは100kg(220lb) のキハダマグロです。
かなり年配の方ですが、タックルがベイトの
大型リールだからか時間はやや掛かって
いましたが、そんなにしんどそうに見えなかった。
今回、ベイトリールのファイトを見ていて
巻上げ力がスピニングに比べて
比べものにならないくらいに大きいと感じた。
スピニングはキャストに於いて利点が
ありますが、大型マグロとのファイトでは
かなり不利になっていると感じました。
力のロスが大きく、アングラーの力が
巻き上げ力に繋がっていない感じがある。
良く飛び、バックラッシュを起こさない、
ラインキャパがあり、
ドラグ力が強い、1回転あたりの巻き上げが
1m位あるベイトリールがあれば・・・
と思いました。
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100kgを超えているキハダマグロ
大きい・・・ |
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釣れたマグロが吐き出したコイカ
他に豆アジが出てきた。 |
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夜はイカを餌にして70m〜100mへ
シンカーを使い沈めます。
これも100kgクラスです。
ルアーアングラーはジギングで頑張りますが、
ほとんどヒットがありません。
餌釣り強し・・・
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80〜100kgがイカの餌釣りでボコボコ上がる。 |
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ケープコッドで遊漁船を営むジミー船長。
イカのベイトで110kgのキハダマグロ |
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餌のイカ |
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キルソングさんのご友人 |
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色々な所に釣りに行かれているアメリカ人の方
イカで釣れるマグロは大きい。 |
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アメリカのカーペンター代理店の
キルソングさん
一晩中粘ってジギングで70kgをキャッチ。
夜中の2時に釣れたそうです。
63歳・・・ 根性あります。 |
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BLC86/25 が曲がりました!
この日だけ唯一、トビウオが追われている姿を
見ました。イルカもいました。
イルカとマグロが共同作業でベイトを
追い込んで捕食していることがよくあります。
誘い出しの期待を感じました。
キハダマグロ狙いに於いて
トビウオがベイトの時に誘い出しで実績がある
“ブルーフィッシュ” を延々キャストしていると
ボーンとジャンプしてヒットしました。
『BLC86/25』 非常に遠投が効きます。
とてもスムーズな支点移行で
のされることなくファイトしやすい。
『BLC86/25』 は BLC84/18の
モアレングス モアパワー版です。
『BLC86/25』は
カーペンター試投会で確認いただきました方には
ご注文を既に取らせていただいておりますロッドです。
近々に仕様をカーペンターホームページに
アップさせていただき、
その後、受注させていただく予定でおります。
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ブルーフィッシュ120(BF120)
シングルフックがカンヌキにがっちり刺さっていました。 |
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BLC86/25 + BF120 でキャッチ
ペンシルでのブラインドでの誘い出しで
出たのは船中で唯一、この一本でした。 |
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このキハダマグロが吐き出した餌
2cm〜4cm弱の極小ベイト
餌が小さい時は難しい・・・ |
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船中で少し話をするようになった
アメリカ人のジミーさんが、
あまりに釣れない私を見て、
『今夜、あなたの魚がみたい』 と言って
私のロッドにイカの仕掛けをセットして下さりました。
ルアーで頑張りたかったが、彼の気持ちが嬉しくて
この夜はイカをベイトに餌釣りをしました。
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KLL 7フィートに餌を付けて釣れたキハダマグロ
(ショート キャスティングロッド 45Lb)
60kg位だと思いますが、すぐにキャッチ。
このサイズで、この試作ロッドですと
簡単に獲れてしまいます。
KLL 7フィート 7.5フィート
(ショート キャスティングロッド 45Lb)
KLL エキストラヘビージギングロッドなど
ロッドもKLLで実験販売や先行販売、
共同開発などで作っていきます。
この後、根性でジギングで粘って
やっとヒットさせることが出来ましたが、
船底にラインが擦れて
ラインブレイクしました・・・
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キルソングさんのご友人の韓国の方
イカの餌で75kgをキャッチ。 |
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今回の釣りのポイントは
”地の果て” とまでは言いませんが
相当アクセスが難しい、遠い場所です。
しかし、こんな所まで来て残念なものを
見てしまいました。
巻き網船です。
一回で1000匹のマグロが獲られると
言っていました。
キハダマグロだけでなく
クロマグロの幼魚の乱獲も問題になっています・・・
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アメリカ人のこの方は、ほとんどルアー釣りに
徹しておられた。
小型のシンキングペンシルでキャッチ。 |
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朝に生きイワシで100kgクラスの
キハダマグロをキャッチされました。
今回のエクセルの釣りの釣果は
餌釣りで107匹
プラグで4匹 ジグで3匹でした。
100kg弱〜100kgオーバー 9匹
大型マグロは全て餌釣りでした。
餌は強い・・・
餌に少しでも近づけるルアーを頑張って開発したい。
また、今回、餌釣りの利点を目の当たりにしました。
大型マグロ、大型カジキのスタンドアップロッド
ブラックビースト(BBシリーズ) の開発も
力を入れていきたい。
お世話になりました皆様、ありがとうございました。
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