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The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 ■テスト釣行レポート■


  Yellowtail Fishing Japan (Kyoto)

  May 17, 2012

 ●場所 京都府 丹後半島

 ●日時 2012年 5月17日

 ●ターゲットフィッシュ ブリ

 ●テスト内容 ジグ実験ロッド

 丹後半島 ブリ ジギング

 水中で動くルアーの開発を進めている過程で、

 疑問に思っていたことがいっぱい出てきて、

 その理由が何であるかが最初分かりませんでした。


 その疑問を解く鍵がジギングにありました。

 分からないことがあれば、

 カーペンター製品開発協力者の松井さんに

 電話でたびたび教えていただいていました。


 彼は丹後半島で15年位ジギングをしているベテラン

 アングラーで、私の疑問にほとんど回答してくださり、

 水中ルアーの知識が高まりました。


 結果、GTフィッシングに於いて、パンドラの

 アクションの付け方を状況に合わせて変化させたことで、

 パンドラでのGTのヒット率が飛躍的に向上しました。


 これらの考え方を応用していけば、

 GTだけではなく、ヒラマサ、ブリ、マグロももっと

 釣れるようになるだろうし、もっと釣れるルアーの

 開発に繋がることは間違いありません。


 ジギングを深く掘り下げて追求していなかったことで、

 多くの凄く大切なことを見落としていて、

 開発に於いてもったいないことをしていたと感じています。


 松井さんにジギング、水中ルアーについての疑問を

 いつもお聞きしています。


 今回、松井さんがデッキハンドをしておられる

 アルバトロスさんにお世話になりました。


 松井さんの 『ブルーチェイサーのような

 ジギングロッドって出来るのですか?』

 というお話から盛り上がり、

 ライトのジギングロッドの試作を作ってみました。

 ジギングを突き詰めるとジギングは勿論、

 ジギング以外のルアー開発に於いても勉強になります。

 深みを得たい時や行き詰ったら、違う方向から

 多面的に物をみることで打破できることが多い。


 トップウオーターゲームに於いても

 風、潮に流される船、ルアー、魚(ポイント)と

 それぞれの動きをジギングのように

 3次元的に捉えていくと、もっと魚が釣れるようになると

 思います。そのうち、トップウォータープラグもパンドラも

 条件による専用モデルがカーペンターで出てくるので

 ご期待ください。

  

 17年ぶりに丹後で身を入れてのジギングをしました。


 1995年当時、永井誠一さんに丹後や三重に

 ジギングに連れていってもらっていました。

 当時はまだジギングロッドが無くて、

 皆、バスロッドにアンバサダーの5000番台で

 しゃくっていました。私は子供の時から使っていた

 ジャクソンのケイロンのフリッピングロッドFLP−76と

 ダイワのアモルファスウイスカーファントム601MFで

 ジギングをしていました。


 この当時、ジギング船は2隻しか丹後には

 ありませんでした。


 1995年10月に丹後の白石で自作ポッパーで

 ブリを釣りました。これがたぶん最初に丹後で

 トップで釣れたブリだと思います。

 当時、トップで釣る事が非常に珍しく、これが釣れた時に、

 船中でどよめきが起こっていたのを思い出します。


 釣りをしながら、年月が経つのは早いなと

 昔を思い出していました・・・


 試作ロッド7.3ft と KLL実験ルアー(パンドラ65g)

 松井さんに丹後ジャークを教えていただきました。


 松井さんがブルーチェイサーのようなジギングロッドが

 欲しいと言われた意味が分かってきました。

 丹後ジャークのアクションの本質をだいぶん

 理解しました。

 これが行いやすいロッドアクションも

 想像が出来てきました。

 松井さんに教えていただいた方法を行うと釣れました。

 ジギングアクションも動作になりがちですが、

 理論ありきなのですね。


 ジグの考えを基に、GT用のもっと釣れる水中ルアーの

 試作を開始しました。これから色々な対象魚に於いて

 面白い展開があると思います。


 西尾さんとダブルヒット。

 ロッドの調子がアクションにどのような影響を

 与えるか、色々な条件の元で

 試作と検証を繰り返していきます。

 この時期には非常に珍しいハガツオがヒットしました。

 追求すれば、奥が深い・・・

 丹後へ通い込みが始まりそう。

 バラシを軽減させる為のファイト方法。

 この為のロッドアクションも、アクション設定に

 盛り込ませる必要があります。


 勉強することがまだまだあります。

 松井さんと話の焦点になっているのは、

 『使っていて気持ちいいフィーリングであり、

 魚が釣れるアクションを出せること』


 言葉にすると簡単ですが、具現化させるのに、

 相当な実験が必要になります。


 お世話になりました皆様、ありがとうございました。



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