丹後半島 ブリ ジギング |
|
水中で動くルアーの開発を進めている過程で、
疑問に思っていたことがいっぱい出てきて、
その理由が何であるかが最初分かりませんでした。
その疑問を解く鍵がジギングにありました。
分からないことがあれば、
カーペンター製品開発協力者の松井さんに
電話でたびたび教えていただいていました。
彼は丹後半島で15年位ジギングをしているベテラン
アングラーで、私の疑問にほとんど回答してくださり、
水中ルアーの知識が高まりました。
結果、GTフィッシングに於いて、パンドラの
アクションの付け方を状況に合わせて変化させたことで、
パンドラでのGTのヒット率が飛躍的に向上しました。
これらの考え方を応用していけば、
GTだけではなく、ヒラマサ、ブリ、マグロももっと
釣れるようになるだろうし、もっと釣れるルアーの
開発に繋がることは間違いありません。
ジギングを深く掘り下げて追求していなかったことで、
多くの凄く大切なことを見落としていて、
開発に於いてもったいないことをしていたと感じています。
|
|
|
松井さんにジギング、水中ルアーについての疑問を
いつもお聞きしています。
今回、松井さんがデッキハンドをしておられる
アルバトロスさんにお世話になりました。
松井さんの 『ブルーチェイサーのような
ジギングロッドって出来るのですか?』
というお話から盛り上がり、
ライトのジギングロッドの試作を作ってみました。 |
|
|
ジギングを突き詰めるとジギングは勿論、
ジギング以外のルアー開発に於いても勉強になります。
深みを得たい時や行き詰ったら、違う方向から
多面的に物をみることで打破できることが多い。
トップウオーターゲームに於いても
風、潮に流される船、ルアー、魚(ポイント)と
それぞれの動きをジギングのように
3次元的に捉えていくと、もっと魚が釣れるようになると
思います。そのうち、トップウォータープラグもパンドラも
条件による専用モデルがカーペンターで出てくるので
ご期待ください。
|
|
|
17年ぶりに丹後で身を入れてのジギングをしました。
1995年当時、永井誠一さんに丹後や三重に
ジギングに連れていってもらっていました。
当時はまだジギングロッドが無くて、
皆、バスロッドにアンバサダーの5000番台で
しゃくっていました。私は子供の時から使っていた
ジャクソンのケイロンのフリッピングロッドFLP−76と
ダイワのアモルファスウイスカーファントム601MFで
ジギングをしていました。
この当時、ジギング船は2隻しか丹後には
ありませんでした。
1995年10月に丹後の白石で自作ポッパーで
ブリを釣りました。これがたぶん最初に丹後で
トップで釣れたブリだと思います。
当時、トップで釣る事が非常に珍しく、これが釣れた時に、
船中でどよめきが起こっていたのを思い出します。
釣りをしながら、年月が経つのは早いなと
昔を思い出していました・・・
|
|
|
試作ロッド7.3ft と KLL実験ルアー(パンドラ65g) |
|
|
松井さんに丹後ジャークを教えていただきました。
松井さんがブルーチェイサーのようなジギングロッドが
欲しいと言われた意味が分かってきました。 |
|
|
丹後ジャークのアクションの本質をだいぶん
理解しました。
これが行いやすいロッドアクションも
想像が出来てきました。 |
|
|
松井さんに教えていただいた方法を行うと釣れました。
ジギングアクションも動作になりがちですが、
理論ありきなのですね。
ジグの考えを基に、GT用のもっと釣れる水中ルアーの
試作を開始しました。これから色々な対象魚に於いて
面白い展開があると思います。
|
|
|
西尾さんとダブルヒット。 |
|
|
ロッドの調子がアクションにどのような影響を
与えるか、色々な条件の元で
試作と検証を繰り返していきます。 |
|
|
この時期には非常に珍しいハガツオがヒットしました。 |
|
|
追求すれば、奥が深い・・・
丹後へ通い込みが始まりそう。 |
|
|
バラシを軽減させる為のファイト方法。
この為のロッドアクションも、アクション設定に
盛り込ませる必要があります。
勉強することがまだまだあります。 |
|
|
松井さんと話の焦点になっているのは、
『使っていて気持ちいいフィーリングであり、
魚が釣れるアクションを出せること』
言葉にすると簡単ですが、具現化させるのに、
相当な実験が必要になります。
お世話になりました皆様、ありがとうございました。 |
|