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The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 ■テスト釣行レポート■


  Blue Fin Tuna Fishing (Cape Cod USA)

  October 12, 2010


  ●場所 アメリカ ケープコッド (マサチューセッツ州)

  ●日時 2010年 10月12日 〜 10月22日

  ●ターゲットフィッシュ クロマグロ

  ●テスト内容 試作ロッド & 試作ルアー





 ケープコッド クロマグロ

 後半は、取引先のキルソンズさんにお世話になりました。

 釣り場までの遠い道のりを1人で運転してくださり、

 たいへんありがとうございました。


 お店はたくさんの品揃えです。


 後半のメンバーは阿慈知さん 平岡さんご夫妻です。

 アングラーがマグロとのファイトに於いて

 ”体力的な負担を軽減できるロッド” とはどのような

 ものなのかを検証してします。

 そのノウハウを元に、マグロアングラーが

 熱望する ”体力的な負担を軽減できるロッド” の開発に

 向けて尽力を注いでいます。


 現時点では100kg以上のマグロに於いては、

 現状のキャスティングのスタイルでは

 アングラーの限界の領域と考えています。


 アングラーが負荷の応じたロッド角をきとんと保ちながら

 自力で魚をリフトアップしてランディングする方法で

 マグロを釣り上げることが出来ることを

 ファイトの基本に置いています。


 100kgのマグロを上げるロッドの開発は時間を要します。

 それはひとまず置いておいて、

 まずは現実味があるサイズのマグロ (30〜80kg) を

 究極的に楽に上げることが出来るロッドを

 作りたいと考えています。

 もう一つが、ベイトが小型であるが、魚が大きい場面に

 対応出来るロッドです。

 この2本柱でテストロッドの実験を行っています。


 100kgクラス以上のマグロには、別のアプローチで

 実験を行う予定でおります。


 後半のポイントは、ケープコッドの先端の北側を

 狙いました。


 クロマグロの本群れが沿岸部へ近づいているとの

 漁師さんからの情報があり、

 状況はやや好転してきているようでした。

 平岡さんと今日のテストタックルの内容をミーティング 

 誘い出しでクロマグロが釣れるとのキャプテンの話で

 延々、キャストを繰り返す。


 少し前に150kgクラスが誘い出しでヒットしていると

 言われていました。

 平岡さんのγ90gにドバーンとヒットしました。


 ロッドは試作の8フィーと3インチ 

 私が青森で100kgクラスを掛けたロッドです。

 35Lbのバットパワーがあります。


 35LbはGTロッドでいうとDJ83ML TBL711/35 と

 同じくらいのバットパワーですが、

 ミニマムでγ75g位やブルーフィッシュ60gも

 アクションをさせることが可能なティップを持っています。

 慣れればもっと小型のルアーのキャスト アクションが

 可能になります。


 ベイトが小型であるが、魚が大きい場面にマグロ釣りは

 遭遇します。そのような時に最強の武器になってくれると

 思います。


 ティップアクションでありながら ”しの字” に曲がらない

 凄いロッドになりつつあります。


 ”ブルーチェイサーシリーズ” や ”EPシリーズ” や 

 ”ブルーラグーン” など中道的かつ万能的なロッド

 ではありませんが、難しい釣りの条件を助けてくれる

 特化したスペシャルモデルになってくれると思います。

 完成がとても楽しみです。


 γ90g

 平岡さん 推定40kgオーバー 完全誘い出しでキャッチ

 短いファイトタイムでランディングに成功

 YOU Tube 動画 クロマグロ40kg 試作ロッド

 明日から数日、時化るとのことで一旦、

 ニューヨークに戻りました。


 天候回復待ちが3日間あったので

 体操をしながら、体調を整えた。


 長期のテスト出張が続いているので

 相当体がきついです。

 

 カスタムロッドのパーツが揃うショップに連れて

 行っていただきました。

 色々なカスタムロッドパーツがあり、

 長時間、見入ってしまいました。


 たいへん勉強になりました。

 ハドソン川やマンハッタン

 キルソンズさん 通訳をして下さったクオンさん 

 ジェインさんと食事


 とても親切によくして下さいました。

 ありがとうございました。

 平岡さんご夫妻

 テストロッドの開発 ビデオや写真の撮影など

 お手伝いをして下さっております。

 平岡さんは、試作ロッド、試作ルアーの開発を

 ヘルプして下さっております。


 奥さんのまこりんは、1日中ビデオをまわして下さり

 写真を撮って下っております。

 今回もヒットシーンからの素晴らしい映像を撮って

 下さいました。


 天候が回復したので、再びケープコッドへ向かいました。

 ニューヨークからケープコッドまで片道400kmで5時間

 掛かります。キルソンズさんがずっと運転をして

 下さいました。


 DomさんとJoshさんの船をチャーター

 現行モデル、試作ルアーなどたくさん持ち込みました。

 阿慈知さん テスト中のEP90−ICBM + γ75g で

 ファイト!

 無事、ランディング成功

 クロマグロ 推定45kg

 EP90−ICBM GTでのテストも進んでおります。

 今日のテストの内容を平岡さんとミーティング

 誘い出しでクロマグロを狙う。

 延々、キャストを繰り返す。

 γ105gの誘い出しでドバーンとヒットしました。


 試作ロッド 8フィート

 ドラグをすぐに上げて大きな負荷を掛けた

 ファイトをしました。

 相当絞り込んでいますが、私には大きな負担は感じません。

 マグロに大きな負荷が伝わりやすく、かつアングラーには

 負担が少ない。


 追い求めていたものが形になりだしています。

 凄く楽に上がりました。


 You Tubeの動画の竿のベントしていく時の

 支点の移行を見てください。

 なぜ、この竿が楽なのか、

 勘の良い方なら分かって下さると思います。


 船長推定 60kgのクロマグロ

 ファイトタイム 5分20秒


 ファイト中、ダイレクトにマグロにロッドのプレッシャーが

 掛かっていることを感じながらファイトが出来ました。

 たいへん楽に釣り上げることが出来ました。

 負担軽減は、このロッドのアクション特性に

 他ならないと感じました。

 YOU Tube 動画 クロマグロ60kg 試作ロッド

 GTを始めたその昔、まともにファイトが出来なくて、

 体が小さな自分にはGT釣りは向いていないのだろうかと

 悩んだ時がありました。

 その思いが、折れにくく、魚がグイグイ上がってくる

 GTロッドを作る原動力となり、今のカーペンターの

 GTロッドを生んでくれました。


 GT以上に大きくなり、最後まで弱らないマグロ。

 出来ることならファイトの交代をしたいとは誰も思わない。

 しかし、あのパワーを長時間掛けられれば、体が持たない

 のは仕方が無いと思う。

 私も大きなマグロに関しては、交代はしませんが、

 心の中は交代して欲しいと思う体力ぎりぎりのところで

 ファイトしています。

 体を壊したり、楽しくない状況は趣味の域を逸脱していると

 感じることがあります。


 この手ごわい魚をもっと楽にたのしく釣り上げたい。

 この思いが開発の原動力となっています。


 重量があるうえに推進力があるものを

 持ち上げるには大きなパワーを必要とする。


 その負担を少しでも軽減できて、楽しいと思えるマグロとの

 ファイトが出来ることが夢です。

 そんな理想に少しでも近づけるロッドが出来つつあります。

 ご期待ください。


 皆様、たいへんありがとうございました!



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