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The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 ■テスト釣行レポート■


 GT (Amami) July 30th 2007

 ●場所 鹿児島 奄美大島
 ●日時 2007年 7月30日〜8月11日
 ●ターゲットフィッシュ GT
 ●テスト内容 ロングタイプ γ New ポッピングロッド CV79/35 CV79/40


 現在、完成に向けて進めておりますポッピングロッド
 CV(コーラルバイパー)シリーズのテストに奄美へ
 行きました。

 昨年から、”波に強く、釣れるγ” を目指して
 実験を繰り返しております。

 今回も、波に強いγの形とはどのようなものかを
 調べる実験を行いました。

 少しづつですが、それが分かりだしています。

 茂木さん 5投でヒット!

 TBL80/30RF−SHPが曲がった!

 笑いながらファイトです。

 ヒットルアーは GT−γ120 ディアブロ 
 ブラウンカラーです。

 茂木さん 43kg 余裕でキャッチ

 力に依存しない技のファイトを見させて頂きました。

 魚との駆け引きが本当に上手くて、茂木さんの
 ファイトを見ていた誰もがこんなに大きなGTが
 上がって来るとは思っておりませんでした。

 さすがというほかはない、ベテランらしい素晴らしい
 ファイトでした。
 

 佳富美君ヒット!

 腰を落として耐える。

 GT17kg

 佳富美君のファイトは、茂木さんからもファイトは
 上手いとお褒めのお言葉がありました。

 カニョ瀬 

 潮が流れ出すと、大きな潮波が立ちます。

 CV(コーラルバイパー)79/40が曲がった!

 続いて、佳富美君もヒット

 そして、阿慈知さんもヒット

 コニケン CV(コーラルバイパー)79/40 (試作ロッド) + 
 HP(ハッスルポップ) 130gでキャッチ
 

 トリプルキャッチでした。

 CV(コーラルバイパー)79/40 が曲がった。

 ロッドのアクション設定は難しい。

 例えば、魚の甘露煮を作る時に、砂糖と醤油の
 バランスがきちんとしていないと美味しくない。

 砂糖が美味しいという理由から砂糖を多くしすぎると
 甘くて食べられなくなります。逆に醤油を多くしすぎると
 辛くて食べられません。味付けはトータルバランスが
 大切です。

 開発をしていて思うのですが、物事が上手くいっている
 状態とは、バランスが取れた状態になっていることだと
 感じます。

 幾つかの要素の融合から成り立っているものは
 その個々の要素を100%満たしたものは、たぶん
 この世に存在しません。

 「100%ある中身に対して、幾つかある要素をどれ位の
 割合で割り振るか」 しか方法がないのです。

 「どこかを立てれば、どこかが立たない」 ではなくて
 「全てをまんべんなく立てる」 ことが重要になります。

 CVシリーズは、柔軟性だけを特化させていません。
 なぜなら、復元力がないと大きな魚が浮いてこない
 からです。柔軟性と復元力のバランスが大事です。

 CVシリーズは 「ポッパーは上手く動いて、かつ
 魚はきちんと浮いてくる」 が具現化されていると思います。


 CV(コーラルバイパー)79/40 + HP130gでキャッチ

 潮波が高いポイントでのポッパー操作が CVシリーズは
 やりやすい。自由度がある動きのポッパーの特性が
 このロッドの特性によって、もっと高められると感じます。

 TBL711/35 RF が曲がった!

 新しいフレッシュなGTの群が入ったとのことで
 ポッパーでもγでも反応がすこぶる良かったです。

 TBL711/35 RF + 実験中のルアーでキャッチ

 実験中のルアーで、GT40kgが釣れましたが
 私の経験上、このルアーを使っていて、GTの反応の
 仕方などを見ていても、真に釣れる力をこのルアーから
 感じません。

 ルアーテストは、釣れたからOKではいけないのです。

 「その条件だとどのようなルアーでも喰った」 と経験上から
 思える時は、試作ルアーの実力で釣っていないのです。

 写真の試作ルアーは相当、考えて作りました試作ルアー
 ですが、現行γに及ぶ実力はないと
 判断できます。

 テスト段階から、ずば抜けて釣れたり、誰も釣れない
 条件でも釣れたりする試作ルアーは、完成して製品に
 させて頂いたときにもアングラーの方々から
 良く釣れるルアーと言って下さいます。

 最近、カーペンターでは新しいルアー (ルアーのサイズ違い
 を除く) の発表がとてもスローなペースになっています。

 テスト釣行の回数は以前より増えておりますが
 相当思案して、試して、煮詰めてから製品として
 リリースしておりますので、製品にするまでにとても
 多くの時間を使っています。

 ルアーの設計は難しい。
 ルアーの遺伝子と比喩できる設計にいつも私は真剣です。

 遺伝子 = 設計が、その後のルアーの運命や
 それを使って下さった釣り人の運命も変えてしまう。

 設計は、その物の性質を決定付ける根本になっています。

 ”設計間違いは恐ろしい” といつも肝に命じて
 製品設計をしています。

 

 TBL711/35 RF + 試作ルアーで上がった
 GT41kg 

 阿慈知さんにヒット!

 阿慈知さん GTキャッチ!

 私が遠征でご一緒させて頂く方々は、大抵、私より
 年齢が上の方が多いです。
 人生の先輩方は私に色々なお話を聞かせて下さいます。
 また、アドバイスも下さいます。

 先輩方に遠征先で色々なお話を聞かせて頂くことが
 楽しみになっています。

 阿慈知さんとは、今回初めてお会いさせて頂きました。
 ご一緒させて頂いて、とても楽しい時間を過すことが
 出来ました。

 ありがとうございました。






 茂木さん ジギングで大きなアカジン キャッチ!

 小西のTX62EXLFに何かヒット!

 TXが絞り込まれた。

 福井さん 箱メガネで水中をチェック

 上がってきたのは、20kg位のイソマグロでした。

 TXはエキストラライトパワーですが、高いポテンシャルを
 持っていると感じさせてくれました。

 TXシリーズで

 佳富美君にヒット!

 佳富美君 GTキャッチ

 礼儀正しく、話をしていても気持ちが良い青年、佳富美君

 釣りのセンスもとても良いので将来が楽しみです。

 茂木さん ジグでGTキャッチ

 福井さん ヒット!

 福井さん GTキャッチ!

 CV(コーラルバイパー)79/35 が曲がった!

 CV(コーラルバイパー)79/35 + HP130g

 CV(コーラルバイパー)79/35 が曲がった。

 CV(コーラルバイパー)79/35 + HP130g

 カニョ瀬の潮波の中でもCV(コーラルバイパー)は
 ポッパーの操作が楽に出来ます。

 このロッドの特徴は、応答性の低下です。
 あえて、応答性を悪くする事で、過敏な動きが
 出ないようにしているのです。

 スポーツカーが高い応答性を持つのに対して
 ファミリーカーはあえて、過敏な挙動を生まないように
 応答性を低くしています。

 人間の神経の反応スピードには限りがあります。
 その反応が追いつかない場合に ”操作困難” が
 起こります。

 CV(コーラルバイパー)はアクションのレスポンスを逆に
 低下させることで、不規則に起こる潮波や高い波の時に
 ルアーに過敏な動きが出ないようにして、ルアーの操作を
 簡単にしています。

 CV(コーラルバイパー)は、キャストフィーリングは
 LGM(ラ・グランメール)シリーズのような 
 ”シャキット感” はありません。
 リフトパワーもずば抜けて強力でもありません。
 しかし、CV(コーラルバイパー)は潮波や荒波時に
 人間のアクション操作の反応スピードが追いつかない時に
 助けになってくれると思います。

 

 佳富美君 ヒット

 GTキャッチ

 阿慈知さん ヒット!

 阿慈知さん GT28kg 自己記録おめでとうございます。

 コニケン 試作ポッパーでキャッチ

 ダブルヒットしました。

 ダブルキャッチ

 CV79/35 でヒット

 イラブチャーにヒット

 今回、条件が良くてポッパーでたくさん喰ってくれたので
 CVシリーズの良いテストが出来ました。

 福井さん GTキャッチ

 福井さん 連続キャッチ

 TBL711/35 RF が曲がった。

 佳富美君にγのアクションを実際に見せて欲しいと
 言われて、久しぶりにGT−γを使いました。

 動かしていて、製品になったルアーのフィーリングは
 模索中の試作ルアーと違い、最高です。

 GT−γ160 ディアブロ

 TBL711/35 RF + GT−γ160 でキャッチ
 GT30kg

 BC80MRF (試作ロッド) + GT−γ90で
 キハダ25kg キャッチ

 BC80MRFは17〜18lbクラスです。
 絞り込んで、ロッドの負荷テストを行いました。

 ライトクラスのレギュラーファーストテーパーなので
 無理は利かないアクションですが、バットまでパワーを
 移行させて使えば、大きなリフト力を出してくれます。

 高負荷テストでBC80MRFを使いましたが、このロッドは
 どちらかといえば、遠征モデルではなく、近海の
 シイラ 青物用と考えております。

 ロッドの操作に慣れておられる方は、クロマグロや
 キハダマグロで使う事は可能です。


 BC80MRF (試作ロッド) でキャッチ

 BC80MRFも良い感じです。
 実際に青物釣り場でアクションのフィーリングを
 確かめて、青物フリークの方のご意見を聞かせて
 頂きながら製品として進めていきます。

 レイジードッグでカスミアジ

 このルアーはシャローで強く、たくさんGTがテストで
 ヒットしているのですが、珊瑚に潜られて
 根ズレして、大きな魚の写真が撮れていません。

 しかし、シャローではγよりもヒット率が高い時が
 テスト釣行でも何度もありました。

 レイジードッグは色々な条件をカバーする為に必要な
 ルアーだと考えます。


 CVシリーズは、TBL79というネームでテストを行って
 きました。

 LGM SP(スーパーポッピング)シリーズとは
 別コンセプトのポッピングロッドです。

 ロッドの特性を生かして ”釣れるポッピング” を
 目指します。

 今回も福井さん 皆様 大変ありがとうございました。



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