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The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 ■テスト釣行レポート■



 GT (Amami) June 14th, 2007

 ●場所 鹿児島 奄美大島
 ●日時 2007年 6月14日〜6月18日
 ●ターゲットフィッシュ GT
 ●テスト内容 GT38 (サンパチ) ロングタイプステックベイト 別コンセプトステックベイト ポッパー 実験


 今回は、全く新しいタイプの試作ルアーを実験しました。
 新しいタイプというと聞こえは良いのですが
 試作ルアーは、実際に釣り場で使い物になるかどうか
 分からない代物です。

 試作ルアーは、タイプの違うステックベイト2種類と
 ポッパー2種類です。

 全く新しいタイプの試作ルアーの実験時に
 私は釣果が上がらずに度々 ”坊主” になります。
 
 今回、全く市販品を持たずに、試作ルアーのみを
 使いました。 将棋でいうなら ”飛車 角 金 抜き” での
 勝負というところでしょうか。

 テスト釣行は、現行品を越えるルアーを作る為の
 孤独な厳しい釣りです。

 しかし、これを乗り越えて上手くいったときには
 たまに ”爆釣ルアー” が生まれます。

 今回もルアーを完成に導く、多くのデータを取る事が
 出来ました。

  

 福井さんリクエストルアー 
 ステックベイト GT38(ジーティーサンパチ) 写真上

 GT38は、長いルアーは波に強いだろうとの予想で
 380mmと長くしてあります。 
 自重は270gあります。

 外洋の荒波に対応できるように実験中です。

 

 畑山さん ヒット!

 24kgです。

 コニケン 準備運動なしでいきなりGT38を投げたら
 肩を痛めました。

 体の暖機運転が必要です。
 
 しかし、いきなり、フルスイングしなければ、250gクラスの
 ルアーは結構投げられるようになってきました。

 重いルアーを投げるコツは、スイングスピードを
 上げようとするのではなく、振り切るときの力を
 大きくする投げ方が良いようです。

 この時、小型ルアーを使っている時の
 キャストよりスイングスピードは落ちても問題ございません。

 振り切るときの力を大きくする投げ方=回転力(トルク)が
 上がったことでスイングスピードが落ちてしまったことを
 カバーしてくれるのでルアーはきちんと飛んでいきます。

 エンジン特性でいえば、低回転 高トルク型です。
 高い負荷がかかるトラックのエンジンの特性といえば
 分かりやすいかもしれません。

 過負荷状態である時に、重いものを動かすには
 低回転 高トルク型が優位性をもっているように感じます。

 重いルアーの投げ方のコツを得たからといって
 いきなりのフルスイングは駄目ですね。

 肩慣らしは必要のようです。

 休憩がてら、TXでチョンチョン釣りを・・・

 コニケン、120gの試作のステックベイトに、40kgクラスの
 GTが2度もヒットしたのですが、120gのルアー用の
 少しライトなタックルだったので、魚の走りを止められずに
 2匹とも根ズレしました。

 試作ルアーでの結果をお見せ出来なくて
 残念ですが、GT−γでヒットがない時に
 その試作ルアーに掛かりました。

 GT−γとその試作のステックベイトでは
 動きの質が異なります。

 これは何かヒントになるデータのようです。


 畑山さん イソマグロをγでキャッチ!

 夕方、沖縄の釣友 東江さんにヒット!
 SP78Hが曲がった。

 東江さん、ロッドの特性を生かした、とても綺麗な
 ファイトでした。

 東江さん GT33kg キャッチ!

 畑山さん アオチビキを

 吉田さん ツムブリです。

 畑山さん 東江さん 仲良くキャッチ

 吉田さんにヒットした!

 吉田さん GT25kg キャッチ!! 

 畑山さん いい感じでロッドが曲がった!

 GT23kgです!

 畑山さん 連続ヒット!

 畑山さん γマスターです!

 畑山さん GT−γ200gにてヒット!
 何かに襲われたらしく、背中が凹んだGTでした。

 GT−γ200gですが、使えれば実釣においてGTを
 誘う力が強いような気がします。
 投げるコツを得れば、投げられます。
 アクションでは疲れないです。

 アピール力が必要なときに使えば、アングラーに
 アドバンテージがありそうです。

 吉田さん GT−γ200gでキャッチ!
 奄美GT 後半組み

 後半組みは 笠間さん カーペンターテスター田原さん
 清田さんと出航しました。

 清田さん なにやらヒット!

 メジロサメでした。

 カーペンターテスター田原氏のWV83XH ストロンガーが
 曲がった!!

 田原さん GT−γ200gで33kgキャッチ!!

 外洋の海でのGTフィッシング

 大型GTがGT38プロトに相当数のバイトがありましたが
 ルアーの姿勢に問題があるようで、なかなか
 フッキングに持ち込めません。

 長いペンシルは、GT−γと同じ理屈のバランス取りでは
 駄目なようです。長いステックベイト専用のバランス取りが
 必要だということが分かりました。

 また、長いルアーは、2つのフック間の距離が遠いので
 フッキングする確立が落ちる事が分かりました。
 今度、3本フックで試作をやり直します。

 GT38のバイト率は、高アピールの為か
 群を抜いていました。
 フッキング率が上がれば、外洋の大型GT狙いに
 強い武器になるような気がします。


 田原さん 大きなツムブリをキャッチ

 笠間さん GT−γ140で20kg キャッチ

 清田さんは夢のGT60kgをキャッチ!!

 おめでとうございます!!

 清田さんとの子供の頃のルアー釣りのお話や
 バンタム100のお話、楽しかったです。

 コニケンは、子供の頃から釣りが好きな
 アングラーの方に物凄く好意的です。
 釣りは楽しく、一生やめられませんね!

 笠間さん GT25kg キャッチ

 「GT−γが出来てから楽にGTフィッシングが出来るように
 なり、助かっています」 と嬉しいお言葉を頂きました。

 田原さん GT−γ200gでGT15kgキャッチ!

 ルアーの動きがナチュラルだからか、200gでも
 平気で15kgクラスが食付いてきます。

 清田さん 今度はGT47kgキャッチ!

 田原さん GT−γ200gで24kgキャッチ!

 田原さんが私のルアーの実験を見ておられて
 「誰か、一人小西さんのような人(実験する人)が居ないと
 みんな、面白い釣りが出来ないもんな」 と言って
 下さいました。孤独に実験を繰り返している時に
 救われたようなお言葉でした。
 田原さんのこのお言葉で、もっと頑張ろうという気持ちが
 沸いてきました。

 田原さん連続キャッチ GT14kg

 笠間さん GT20kg キャッチ!

 カーペンターテスター田原氏のLR90 ICBMが曲がった!

 LR90 ICBMは、田原氏のリクエストロッドで完成しました
 ロッドです。力があれば、ガンガンに飛距離が出ます。
 田原さん 恐ろしい飛距離が出ていました。

 田原氏 ぶっちりぎりの遠投で、GT連続キャッチ!

 GTは41kgでした。

 清田さん GT20kg キャッチ!

 コニケンのDJ83MHが曲がった。
 浅い所でヒットしましたので、パワーリフトしています。

 GT38でやっとキャッチ出来ました。
 このGTを釣る前に、何匹、100ポンドを逃がしたか・・・・

 今回、とことん、この長いステックベイトを使いました。
 長いルアーには、長いルアーの利点と欠点があります。

 GTは長いルアーと短いルアーでは、捕食の方法を
 変えているような気がします。
 長いルアーは、大きなアピール力があります。
 理由はルアーの振幅が大変大きいからだと思われます。

 利点を生かして、欠点をなくせるように、GT38プロトの
 改良に取り掛かります。

 GT38は、魚を寄せる力はとても強いです。
 清田さんが、「GT38を横で使われると小さなルアーに
 バイトがなくなる」 と言われていました。

 GT38は大型GTもたくさん出ました。
 きちんとフッキングまで持ち込めれば、今回も
 恐ろしい釣果が出ていたはずですが・・・・・

 なぜ、フッキングしないのか、理由はおよそ
 分かりましたので、8月の奄美釣行で改良プロトの
 テストを行います。

 

 田原さん GT−γ200gでGT12kg キャッチ

 笠間さんにヒット!

 笠間さん 自己記録のGT36kg

 みんな、大喜びでした!!!

 最後のポイントでコニケンにきました。

 コニケン GT25kg

 長い系のルアーを後方からバイトさせて
 フッキング率を上げる方法も掴みましたので
 今度の試作は、フッキング率が上がると思います。
 次回が駄目でもとことん、トライ&エラーで
 完成まで持っていきたいです。 

 今回も福井さん 皆さん ありがとうございました!



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