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The fishing for the product test
テスト釣行レポート


 ■テスト釣行レポート■



 Blue Fin Tuna (Nagasaki) May 30th, 2007

 ●場所 長崎県 七里ヶ瀬
 ●日時 2007年 5月30日〜6月3日
 ●ターゲットフィッシュ クロマグロ
 ●テスト内容 スイミングタイプ クロマグロルアープロト OMA92 TOP16mmガイド(ヘビーリーダー仕様)


 今回もカーペンターテスターの野瀬さんが予約されて
 いた釣行に田原さんと私が混ぜて頂きました。

 OMA92のTOPガイド 16mmのヘビーリーダー仕様
 テストも前回から引き続いて行いました。
 このロッドの利点は、250ポンドクラスのリーダーを
 使用する事が出来ます。

 超大型のクロマグロに的を絞って、太いリーダーシステムを
 ご使用されるアングラーの方からのリクエストです。

 250ポンド極太リーダーもスムーズに通過する
 ガイドセッティングになっております(摩擦系ノット使用時)

 極太リーダー使用時でもラインの放出がスムーズです。

 OMA92 (ヘビーリーダー仕様) は太いリーダーを使って
 大型鮪を獲る事に情熱を注ぐアングラーの方へ
 リリースさせていただきます。

 ”ノーマルのOMA92” と ”ヘビーリーダー仕様の
 OMA92” の違いは、”ヘビーリーダー仕様の
 OMA92” はガイドが大きい為、ファインなフィーリングと
 繊細さがスポイルされています。

 また、ガイド数がノーマルのOMA92が9個
 ヘビーリーダー仕様が8個と、ノーマルの
 OMA92の方がガイドの支点が多いことで若干、リフト力が
 大きいです。

 ロッドの自重も ”ヘビーリーダー仕様のOMA92” の方が
 若干重くなります。

 大物のクロマグロに照準を定めた鮪ハンターの方へ
 お勧めです。

 8月から製作を開始させて頂きます。

 

 クロマグロが釣れるのではないかと予想した別のトップ
 ウォータープラグ(レイジードッグ)で狙うが
 予想に反してよい結果が得られなかった。

 何を投げても食うナブラならともかく、初日の午前中の
 トビウオナブラは少し渋かった。

 鮪朗だと容易に食うのでは? と思えるナブラへ正確に
 入っているのに、そのルアーでは食わなかった。

 シビアなクロマグロはルアーをよく観察しているなと
 思いました。

 ルアーを鮪朗にチェンジして狙うと、ヒットしました。

 クロマグロが好む動きや水押しの強さというモノが
 どうもあるようです。


 トビウオのナブラで HL−TUNA87 + 鮪朗100g で
 釣れたクロマグロ

 鮪朗、トビウオナブラでのヒット率が高いと感じます。

 胃の内容物は、トビウオでした。

 鮪朗とジャストサイズです。

 カーペンターテスターの野瀬さんのOMA92が曲がった!

 スイミングタイプの試作ルアーで野瀬さん キャッチ

 野瀬さん スイミングとストップを織り交ぜたアクションで
 ヒットされました。

 ”タイミング” でクロマグロにルアーを食わせるのではなく
 ルアーのリトリーブで食わせる事を目的に実験を行って
 おります。

 しかし、夢のクロマグロルアー完成のハードルは
 大変高く、いつ完成できるか分かりません。

 もし、完成すれば、キャスト&リトリーブで食わせる事が
 出来る鮪アングラーの ”夢のクロマグロルアー” に
 なりそうです。

 九州の鮪ハンター 野瀬さんのクロマグロ34kg

 カーペンターテスター 田原さん

 BC73MLR + LS30−130でヒット!

 カタクチイワシのナブラで、ライブリーサーディン強い。

 ベイトのサイズに合ったライブリーサーディンを
 ナブラへ投入すれば高確率でヒットに持ち込める。

 BC73MLRで余裕のキャッチ

 トビウオのナブラでは、”鮪朗” が有効で
 カタクチイワシのナブラでは、ライブリーサーディンが有効

 ナブラのベイトごとにマッチするルアーを使い分けることで
 釣果を伸ばすことが出来ると思います。

 クロマグロ釣りには ”マッチ ザ ベイト” そして
 ”マッチ ザ サイズ” がとても大切なようです。

 また、そのベイトの動きを模倣したルアーがとても
 強いです。

 今回、船長からクロマグロがルアーを丸呑して
 ラインブレイクが時々起こっていると聞いたので
 写真のようにシステムの先端に歯切れ防止糸として
 300ポンドのリーダーを入れました。
 方法はスリーブ止めです。
 歯切れ防止糸は大型鮪を獲るためには必要なアイテム
 かもしれません。

 

 カタクチイワシのナブラで、ライブリーサーディンの
 別タイプのプロトルアーでキャッチ

 コニケン BC73MLR + PE3号 でクロマグロ34kg

 ライトタックルでしたが、すぐにキャッチ。

 ルアーのフックが鮪の目に刺さっていたので
 引きが弱かったかもしれません。

 ライブリーサーディン と ジャストサイズのベイト

 ナブラへ急行

 凄い数の海鳥

 テスター田原氏のOMA92が究極の曲がりを見せた!

 クロマグロの姿が見えましたが最後にフックアウトしました。
 デカイ鮪でした。残念・・・

 野瀬さんのHL−TN87が曲がった!

 この野瀬さんの仕掛けとルアーが凄いルアーを
 思いつくきっかけになりました。

 ”ベイトは小さいが鮪がデカイ” という状況下で
 大型鮪を獲る為の恐ろしく有効なルアーを思いつきました。

 クロマグロを獲る為の、新しい攻略方法が
 出来上がりそうです。

 チャレンジー野瀬さん、ありがとうございます。 

 鮪ハンター 野瀬さん 38kg キャッチ!!

 OMA92 (ヘビーリーダー仕様) が曲がった! 

 OMA92 (ヘビーリーダー仕様) + LS50−160で
 31kg キャッチ

 ベイトのカタクチイワシ と LS50−160
 ジャストサイズ

 豪快なカタクチイワシのナブラの中に一瞬トビウオも
 追われている場面がありました。
 通常、この活性の高い鮪のナブラではライブリーサーディン
 の130mm〜165mmを投げれば、ほぼ、100%に
 近い値でヒットします。

 そこで実験を行いました。
 カタクチイワシのナブラにトビウオもほんの少し
 混ざっていたので、ライブリーサーディンの200mm
 (プロトタイプ) を使いました。
 しかし、結果は全く駄目でした。

 クロマグロの捕食のターゲットがカタクチイワシにほぼ
 向いており、餌のサイズと違う大きさのルアーには
 全く反応がなかったのです。

 ベイトの種類が異なる混成のナブラでは数が多いほうの
 ベイトに合わせたルアーセレクトが必要だということが
 この実験で分かりました。

 この実験をしなければ、相当数のクロマグロが
 キャッチ出来ていたと思います。しかし、分かった事を
 繰り返していてもルアーの開発に繋がらないので
 釣果より実験を重んじています。

 

 曽根から少し離れた場所にあったナブラで
 LS20−110でカツオが釣れました。

 この海域で春にカツオが釣れるのは、珍しいそうです。

 カツオの胃の内容物

 カタクチイワシ 秋刀魚 烏賊 と色々なベイトが
 入っていました。

 釣れた時は、たぶん、カタクチイワシのナブラに見えました。

 水温22度 シイラも七里ヶ瀬に回遊してきていました。

 ヨコワが突っ込むナブラには、BC73MLR + PE3号を
 使ってヒット率を高めています。

 鮪朗のフックセットですが、リアのワンフックはヒット率が
 高いように感じます。たぶん、理由は水面との接点が
 一箇所なので、トビウオの泳ぎに近いからヒット率が
 高いのではないかと考えます。

 2フックですと、水面に接点が2箇所出来て、2箇所から
 泡を引いています。

 どちらが良いかの判断ですが、キャッチする確実性を
 取るなら2箇所に針を付けることをお勧めします。

 私の場合、昨年も含めて、トップウォーター系のルアーを
 ワンフックで使用して、ヒット率に対してキャッチ率は
 今のところ100%です。
 ワンフックでやっていて掛かった鮪は全てキャッチ
 しています。しかし、鮪が掛かってからは2フックの
 方がバレが少ないと思われるので、2フックも良いと
 考えています。

 ヒット率とキャッチ率のバランスを考えると次のような
 考え方がベストかもしれません。

 クロマグロがシビアな状況下では、ヒット率を高められる
 リアのワンフックを使います。
 鮪の活性が高いと判断出来る時はリアのワンフックで
 なくても普通に釣れますので、確実にキャッチする為に
 2フックが良いと考えます。

 2フックには隠れた利点があります。
 それは、2本の針が鮪の口の開閉を妨げて、鮪は呼吸が
 上手く出来ずに簡単に上がってくることです。

 この意見に関して、真っ向勝負のアングラーの方からすると
 すこしずるいやり方と思われるかもしれませんが
 大型の鮪を獲る為にはとても有効な手段だと思います。

 

 九州の鮪ハンター 野瀬さん 鮪朗100で32kg キャッチ 

 今回も船長 皆様 お世話になりました!



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