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    GT ( Japan Okinawa )  October 10, 2006

●場所 南西諸島
●日時 2006年 10月10〜12日
●ターゲットフィッシュ GT
●テスト LR88 新GTルアー 


 カーペンターテスター川地さんのお友達の住んでおられる
 沖縄の離島に行かせて頂きました。

 そこは、大変透明度が高い綺麗な海でした。



 出港



 カーペンターテスターの川地さん

 手にはオリオンビールを!



 以前からテストをしていたロングリーフの新しい版が
 完成しました。
 LR86のティップセクションを延ばすことで、GT−γの扱いが
 やり易いロングリーフが完成しました。

 このブランクは2005年6月の奄美釣行で48kgのGTが
 上がった ”LR87 8ガイド” というテストネームで進めていた
 試作ロッドを更に煮詰めた物です。

 ガイド数ですが、8個を止めて7個にしました。
 理由ですが、ガイドを多くして支点数を増やすと
 キャスティング時とファイト時の復元力が大きくなり
 ロッドの性能は上がります。
 しかし、復元力が増す事でキャスティングする事が
 難しくなります。
 LR88は、キャスティング性能 ファイト時のリフト性能
 キャスティングのやり易さを上手く融合させた
 ガイドセッティングにしました。

 GTフィッシングは、成熟期に入ってきていると感じます。
 多くのGTアングラーの方々は創世記の様に
 ”カリカリ” になってGTフィッシングをするのではなく
 肩の力を抜いてGTフィッシングを ”楽しみたい” と
 思われている方が多くなってきていると感じます。

 このような時代背景を考えて、ガイドのセッティングに対して
 ”カリカリ”のピーキーな物ではなく、『少し気を抜いていても
 使えるガイドセッティングが良い』 と考え方が
 変化してきています。

 『キャスティング性能』 『ファイト時のリフト性能』 
 『キャスティングのやり易さ』 を上手く融合させた
 ガイドセッティング。
 今後、この考え方を元に全ての
 ガイドセッティングをしていきたいと考えています。

 LR88で、GT−γ120g 140g 160g 200g と
 使いました。
 GT−γ200gに対して アクションはOKです。
 しかし、キャスティングはちょっときついです。
 GT−γ120g 140gは使い易いです。

 LR88は ラ・グランメールの特性が好きで、GT−γも
 積極的に使いたいと考えられておられるアングラーの方に
 良いと思います。
 勿論、ハッスルポップ130g シーフロッグ120クラスの
 引き抵抗のポッパーも使い良いです。

 



 素晴らしく美しい海



 川地さんのお友達の船長さん



 すぐに、GT−γ200g + LR88 テストロッドで
 GTキャッチ そのまま、船べりペンチリリース



 砂と珊瑚の島



 川地さん ジギングで何か釣れた。



???



 ヤップ島の石のお金 ??? キャッチ



 川地さん GT−γ120 ディアブロで巨大ダツをキャッチ

 船長に寄生虫満載のダツの刺身を食べさせられた(泣)



 ハッスルポップ130g サプライズカラー + TBL711/35で
 キメジがヒット。



 美しい夕焼け



 ハッスルポップ130g サプライズカラー + TBL711/35で
 GTキャッチ

 この島のGTは、ほとんどスレていない。
 10年位前のナチュラルなGTの様に感じました。
 ポッピングで素直に釣れる感じがしました。

 GTは船べりペンチリリース



 上のGTのヒットの直後のキャスティングに
 でかいGTがハッスルポップに出たがラインブレイクした。
 ヒット直後の低負荷で切れたので、ラインを確かめるとダツに
 ラインを噛まれていた。



 ハッスルポップ130gの適合フック

 ハッスルポップ130gの適合フックですが
 前後デコイ7/0 又は前後GTレコード6/0が
 良いと感じました。
 通常、ハッスルポップ130gの適合フックは
 前後デコイ6/0 又は前後GTレコード5/0との表記です。
 もし、ハッスルポップ130gを使って下さいっているアングラーの
 方がおられましたら、前後デコイ7/0 又は
 前後GTレコード6/0でも使ってみて下さい。

 カーペンターの最近の設計されたポッパーは、自由度がある
 動きに重点を置いていました。
 具体的にはGT−γの様に動きに自由度を持たせる為の
 セッティングです。
 しかし、ポッパーというルアーは自由度を優先させるよりも
 もっと他に優先させないといけない要素があるように
 感じてきました。

 GT−γの ”動きで食わせる” とは全く違う原理で
 ポッパーという物をバイトしているような気がしてきました。

 その必要な要素が出しやすい方法は
 前後デコイ7/0 又は前後GTレコード6/0に針を
 重くすると、その動きが出ます。



 バラフエダイが大変多い。

 ハッスルポップ130g + LR88でキャッチ。 



 2006年夏からテストを行っているテストルアー +LR88で
 釣れたGT

 誘っている原理はGT−γと同じですが、捕食スイッチの
 入れ方がGT−γとは異なっています。

 この試作ルアーは 『強烈な捕食スイッチ』は持っていませんが
 GTのミスバイトが少ないです。

 誰もが操作しやすいように、調整を繰り返しています。
 このルアーが完成すれば、GT−γが効く条件下とは
 異なる条件下で威力を発揮すると思います。

 GTは全て船べりペンチリリースの為、手で持っている写真は
 ありません。

 



 この島のGTポイントは凄く浅いです。
 昔の石垣島や西表島でのGTフィッシングを思い出した。

 超シャローのスリットでハッスルポップ130gに
 良い型のGTが出たが、珊瑚でラインが擦れて
 ラインブレイクした。

 このような珊瑚だらけの超シャローでは、どんなに道具を
 大きくしてドラグ値を上げても獲れない。

 難しい・・・・



 ハッスルポップ130g サプライズカラー + LR88で
 バラフエダイが釣れました。

 大変バラフエダイが島には多いと船長が言っておられた。




 もっと、もっと究極を求めて

 カーペンタールアー アナログからデジタルへ進化

 上の写真は2006年9月リリースのGT−γ ディアブロです。
 このディアブロは、デジタルデータを元にマスターモデルが
 作られています。

 今まではアナログ式のコピーでした。

 デジタルデータからマスターモデルを作り出すことで
 極限的に試作ルアーと同じ形状の製品を作り出す事が
 出来るようになりました。

 アナログ式のコピーではコピーの際に複雑な自由曲面を
 なぞりきる事が不可能でした。

 デジタルデータを使う方法を行えるようになった事で
 試作ルアーと製品ルアーは事実上、寸分のコピーミスも
 起こさないで作る事が出来ます。

 写真のGT−γ ディアブロは、使っていて ”胸が好く”
 恐ろしく使いやすい物になっています。

 デジタルデータからマスターモデルが作られた
 ディアブロではないノーマルの GT−γでさえも ”別物” の
 使いよさになっています。

 全てのカーペンタールアーはアナログからデジタルへ進化を
 します。

 



 この船には、川地マリンサービスさんが販売された
 GPSと魚探が装備されていた。



 今回、川地さんは、この釣行の出発前に、全てのお仕事を
 済ませられた事による疲れで、のんびりとされていました。



 海ぶどうにバイトする川地さんの友人の船長

 一生懸命で責任感が大変強い素晴らしい方です。

 大変、お世話になりました!