Blue Marlin in Anori JAPAN    August 13th, 2005

●場所 三重県 安乗
●日時 2005年 8月13日〜8月15日
●ターゲットフィッシュ マーリン

●テスト目的 カジキヘッドの研究と実験

 大阪から修理屋M氏が来て下さいました。

 『カジキ釣りた〜い』

 ご存知、Qちゃん こと 桑原君

 彼のタックルは、シイラ釣りでもマグロ釣りでもターポンも
 全てGTタックルである。
 桑原君曰く 『GTタックルしか無いので・・・・・』 
 全身、筋肉の塊のような人間です。

 修理屋さん オリジナルロッド 
 バニーちゃんのハンドペントの入ったBC611SHP−GM
 
 

 桑原君はキャスティング用にGT−γ+LR86も用意した。
 

 色々なヘッドを集めて研究 実験しています。

 漁師さんにもヘッドについての基礎知識を教えて頂く
 


 色々なタイプの物を引き比べて、アクションの出方を見る。
 大体、どのような物かを把握した。
 私たちが使っているプラグよりもシンプルな物が多いように
 感じた。

 1日目は空振りでした。
 船長曰く、今年の傾向として一日おきに活性が上がると言われていた。
 明日の為にパワーを付ける桑原君
 『明日は頑張ります!』

 『ワイルドバイオレンスでいきま〜す』と桑原君
 彼のパワーには脱帽です。

 Qちゃんのロッドが曲がった。

 朝焼けにの海にマーリンがジャンプする

 中堀さんがアングラーのサポートに回ってくださる。
 水を掛けてラインの磨耗を防ぐ
 

 小西がランディングの用意に回る。

 フライングギャフは少し急所を外したが、
 無事キャッチ!!
 ギャフ打ちは、凄く緊張する。


 奇跡的な掛かり方をしている。
 フックは刺さらずにビルに糸が巻いているだけ
 これで取れたのは今回で3回目です。
 桑原君に女神様が微笑んでくれました。

 こんな掛かり方でも上がったのは桑原君の
 ロッドを溜めたファイトが良かったのだと思う


 『小西さん伝授の ”いんちきファイト” めちゃめちゃ
 楽でした。GTに例えると、この140kgのカジキは
 25kg位のしんどさですね。いんちき、最高です』と
 桑原君

 彼は完全に ”技” を手に入れたと思う。
 ファイトタイム15分弱 素晴らしいファイトだと思う

 ”技” を使えば、まるで ”いんちき” をしているように
 簡単に大型魚が上がるのである。

 ”技” というと少し照れるので、”いんちき” と
 言っているだけでもちろん正道な方法だと思う。
 それは ”力” に依存しない方法です。
 ”力” のファイトも、もちろん正道だと思います。
 どちらが良いか優劣を付けるのではなく
 自分が良いと思う方法を選択する事が良いと考えます。

 桑原君も自分のファイトを ”いんちき”と呼んでいましたが
 それは、”彼の自信の表れ” だと私は思いました。

 


 
 ブルーマーリン 140kg

 キャプテン 片山丸 片山勇船長
 アングラー 桑原君
 サポート 中堀氏
 ランディング 小西健滋

 タックル

 ロッド ワイルドバイオレンス 80XH
 ライン PE6号
 ルアー トローリングベイト

 ファイトタイム 15分弱


 カジキの腹から出てきたベイト
 アジとメッキ
 意外に小さい餌を食べているようです。


 最終日の15日に私のジギングの師匠 豪さんが来られました。
 私はいつもジギングの事を教えて頂いています。
 
 『カジキ釣りた〜いよ』 by たけちゃん


 カジキがこの日は、良くなかったのでシイラを
 少しやりました。

 ライブベイト α をもっと高比重にしたテストモデルで
 異常な釣果が出ました。

 他のルアーの5倍以上のヒット率で、あまりに釣れるので
 片山船長から製品化しても俺の船では、『使用禁止だな』と
 言われてしまった。他の人からは、”いんちきルアー”と
 有難いサブネームを頂きました。

 ローリングを若干制御出来れば、もっと ”いんちき” に
 なると思いますので、煮詰めて製品化します。
 
 奄美の福井さんのギャグから端を発した ”いんちき” 
 この言葉は仲間内でポジティブな言葉になっています(笑)

 


 私たちのカジキ釣りは、片山船長のご理解とご協力で
 実現している事に感謝しなくてはいけない。
  
 今回もありがとうございました。


 片山丸 HP  http://www.shima.mctv.ne.jp/~c-friend/