GT in Okinawa JAPAN    July 9th, 2005

●場所 沖縄県 伊是名島
●日時 2005年 7月9日〜7月13日
●ターゲットフィッシュ GT シイラ マグロ

●テスト目的 TBL80/20 RF 実験用 ペンシル 実験用ポッパー LR87−8ガイド 

 
 沖縄本島 名護からフェリーに乗り、到着した伊是名島
 友人の仲田さんにお世話になりました。

 今回、季節風が強く、ポイントに半分しか入れませんでしたが、
 2日で17バイト 8匹の魚が釣れてGTが3匹釣れました。
 一緒に行きました村田氏がGT−γをマスターされて見事に
 GTをキャッチされました。沖縄でもGT−γ強かったです。



 8フィートのレングスで、潮目の遠投が効く
 シイラ、マグロのロッドを作って欲しいとの要望で
 テストを開始した
 TBL80/20 RF 今回、リーフとパヤオで
 テストを行いました。

 このロッドの負荷に対して適切な対象魚のサイズは
 30kg位までと考えます。
 負荷過多は折れなくてもロッドの寿命を極端に縮めます。
 私はロッドに多大な負荷を掛けてのテストを行いますが、
 通常は最大ロッド負荷の70〜80%位に抑えて
 使っています。
 時にはロッドのポテンシャルを超える魚がヒットした時は
 限界まで使うことはあります。

 TBL80/20 RFは、10〜30kgをターゲットとして、
 ルアー負荷50〜90g
 PEライン3〜4号で潮目のシイラ 又は、パヤオ ナブラの
 マグロ用と考えています。

 このロッドは、GTロッドとしては男性アングラーが
 使うにはライト過ぎます。
 男性のGTロッドとしての使用は考えておりません。
 (奄美のライトタックルの達人は除く)
 一般的にはGTのライトロッドはBC75MHか
 BC78H−GM (25ポンド) あたりまでのように感じます。

 もし、女性アングラーの方でBC75MHなどでも
 きついと感じられる場合には
 TBL80/20 RFは良いかもしれません。
 
 TBL80/20 RF キャスト感 ファイト 
 アクションフィーリング ロッドパワーともに良い感じです。
 高負荷テストを行い、2006年のモデルとして進めます。

  



 試作ロッド TBL80/20 RF + ハッスルポップ65gで
 カスミアジがヒット。



 TBL80/20 RFは50〜100gのルアーで
 フィーリングを調べた。
 PE5号 ルアーSF50を使用して追い風、
 風力6m位でラインが90m出て
 飛距離が約80mでした。
 ルアーの重みがロッドに乗り易いです。



 村田さん 私のTBL711/35 + GT−γ120で
 カスミアジをキャッチ

 デジカメのメモリーがおかしくなり、一日目の写真が
 全て無くなりました。
 一日目の釣行の画像は全てビデオキャプチャー画像です。



 TBL80/20 RF + GT−γ105でヒット。
 GTーγは軟らかいロッドが良いと言いましたが、
 軟らか過ぎると逆にラインスラッグが上手く作れない。
 TEL80/20 RFに対してGT−γ105は
 引き抵抗が強すぎる。
 その為、 GT−γの引き終わりに出すラインスラッグが
 ロッドがいつまでも曲がる為、上手く出ない。
 ラインスラッグが上手く出ずに、この魚は
 ミスバイトをさせてしまった。
 すぐに手動のアクションで追い食いさせた。
 
 ルアーの引き抵抗とロッドティップには微妙な関係がある。
 タックルのバランスが大変重要



 
 試作ロッド TBL80/20 RF + GT−γ105gでカスミアジ



 LR87−8ガイド テストロッドでヒット

 


 
 釣行一日目、村田さんは、7バイトで1匹カスミアジキャッチ。
 GT−γのアクションの後半部分の肝になるアクションが
 分からないと言われて、ミスバイトが続いた。

 私は一日目は実験用ポッパーを殆どの時間使ったが、
 2mほど横で動く村田さんのGT−γにヒットが続いた。
  
 夕方、LR87−8ガイドのテストでGT−γにルアーを変えた。
 すると、10投もしないうちに
 ”全身飛び上がってバイト” した。
 マグロが餌を食う時のようなジャンプでガンマを捕らえた。
 狙いのアクションが出れば、一撃でフッキングする。 



 2日目、実験用ペンシルを使用。

 ラインスラッグを上手く出せないアングラーの方も
 バイト&フッキングが上手く出来るGT−γの
 バランスは無い物かと実験したペンシル。
 
 GT−γでアオチビキが来るという事は、
 あまり良い傾向ではありません。
 アカマス アオチビキ ハタが頻繁に釣れるアクションは
 GT−γでGTが来るアクションが出ていない
 可能性があります。

 実験は結局、上手くいきませんでした。

 GT−γは一つのアクションの中に、
 ”異なる2つの要素の動き”がある為、
 融合という形でしか答えは無いように思います。

 



 実験用ペンシルにスマガツオがヒット
 
 アカマス アオチビキ ハタが多く釣れるアクションはGT−γの
 狙いのアクションが出ていない可能性があると言いましたが、
 高速表層回遊魚のヒットは、問題ないと考えています。

 



 村田さんのTBL711/35が曲がった。
 GT−γの回収をかけた時にヒット。

 写真の一部が写ってないのは、
 本人さんのご希望によるものです。
 被っている麦藁帽がカッコよくないとの理由からです(笑)



 GT−γ 120g リフレクトブラックにてキャッチ



 続いての村田さんのキャッチは、間違いなく、
 GT−γの狙いのアクションで
 ヒットしました。一撃でフックアップしました。
 向上心が実を結んだのだと思います。

 ラインスラッグの使い方とルアーがどのようになれば
 良いかが分かったと話されていました。
 また、ルアーアクションとは何かという物を理解する事が
 出来たと言われていた。

 ルアーアクションとは、単にルアーにそれらしい
 動きを加える事では無く、如何にターゲットフィッシュに
 ルアーを気づかせて食わせるかの追求である。
 
 



 3日目 パヤオへ行きました。
 TBL80/20 RFが曲がる。



 TBL80/20 RF + ブルーフィッシュ100gに
 マグロが連続ヒット 



 ブルーフィッシュ100gにアグレッシブにヒット



 TBL80/20 RF 20ポンドクラスとしては、
 しっかりした感がある。
 ファイトを楽しみながらグイグイ寄せられる。

 



 夜、海人の方に漁に連れて行ってもらいました。
 真っ暗な海に潜ったら、イセエビがいましたが、
 上手く獲れずにイセエビの髭ばかりでした。
 海人の方々は沢山のイセエビや貝を獲られていました。

 全ての事には、キャリアやレベルがある事を
 思い知らされました。
 釣りにおいても向上心を持って頑張る事は
 大切だと思いました。
 




 漁で獲れたイセエビや夜光貝などをいただきました。
 
 今回、お世話になりました仲田さん
 



 実験を続けているポッパー 
 
 低活性のGTの捕食スイッチを入れられるルアーを
 目指しています。

 
 伊是名島 マップ
 
 この島に居ると、時間がゆっくり過ぎていく