GT   Indonesia Sumba Island   April 2th, 2005

●場所 インドネシア スンバ島
●日時 2005年 4月2日〜4月10日
●ターゲットフィッシュ GT

●テスト目的 NEWタイプGTロッド ザ・ブルーラグーンテスト NEWGTルアーテスト

 
 2005年 どこへ行っても天気に泣かされる。海域的に降水量が少ないとされている
 インドネシアのコモド島 スンバ島周辺ですが、異常気象で大雨が降っていました。
 おまけに、腰が痛くて足が浮腫んで痺れてボロボロの体で釣りをしました。
 ザ・ブルーラグーンの破壊限界強度を見る為の、実釣での高負荷絞込みテストを
 行いました。腰が痛くてたまりませんでした。
 帰国後、腎臓がおかしいのかと思い、内科に行きましたが、異常なしでした。
 先生には脊髄がおかしいのではないかと言われ、整形の症状のような感じだと
 言われました。後日、釣り場でお会いした方に話したら、同じ症状で病院にかかっているといると言われて
 椎間板ヘル ニアの可能性を指摘されて、悪化しないうちに
 早く病院で見てもらうようにとおっしゃって下さいました。

 グランメールのテストを集中してやっていた頃から、右足がピリピリ痺れ出しました。
 最近まで治っていたのですが、また、再発しました。
 ヘビー化していくGTフィッシィングに、ついていこうと、小さな力の無い
 私の体には相当な無理がかかっていたなぁとの思いです。

 大きいルアー 大きい道具は大変な負担を体にかけます。
 趣味である釣りで体を壊したり、辛いと思うことがあっては、もはや趣味ではない。
 末永く楽しくGTを続けるために、もっと釣り人に優しい道具を作る努力をしないと
 いけないと痛感した釣行でした。

 体が弱った事で、私よりもっと力が無いアングラーの方や
 GTを始められて間もない方の気持ちやGT釣りをしている時の体の状態が
 良く分かった気がします。


 


 ザ・ブルーラグーンの破壊限界強度を見る為の
 実釣での高負荷絞込みテストを行いました。


 インドネシア スンバ島


 スンバ島の南側の海岸


 スンバ島の南の島のリーフで沢山のGTが出た。
 川地さんと小西がダブルヒット

 川地さん GT−γ105+ブルーラグーン80/30 RFで
 キャッチ

 小西はハッスルポップ150g プロトタイプで

 一瞬、青空が覗いたが、この後、嵐に 


 ブルーラグーン80/30 RFのロッドテストで


 ハッスルポップ 荒波スペシャル プロトタイプでヒット


 ハッスルポップのタイプが違うプロトタイプ

 自由度のあるアクションは、スポイルされていますが
 ラフウォーターで安定して動く ハッスルポップ
 ”荒波スペシャル” プロトタイプ


 ハッスルポップ 150g プロトタイプ


 ハッスルポップの最大級モデルのプロトタイプ


 GT−γの実験モデルにて


 γは進化を止めない


 γの実験モデル


 川地さん γの実験モデルでヒットが続く


 大型のカスミアジ


 ハッスルポップ 150g プロトタイプで釣れた
 推定30kgオーバー


 GT−γの実験モデルにて


 GT−γの実験モデルにて


 スンバ島 南の島


 サーチャー号


 島に上陸した。


 無邪気な子供が出迎えてくれた。


 川地さんが大型のヨコシマサワラをキャッチ
 ルアーは、GT−γの実験モデルにて


 大型のヨコシマサワラ


 GT−γの実験モデルにて


 ライブベイトの最終到達点である ”本物の魚”を
 目指して日夜、進化する。


 岡田さん GT−γをほぼマスターされた。


 実験用のγでヒット


 川地さん 良型GTキャッチ!


 ハッスルポップ100g 荒波スペシャル 
 プロトタイプ+TBL80/30 RF


 γを襲ったGT


 岡田さん GT−γ120 グルクンでキャッチ
 γをマスターされてきた。


 K氏  夜釣りでギンガメアジ 爆釣!


 サビキで鈴なりのメッキ


 天候が再び荒れだした。
 スンバ島の東が波が高くて回れないとの事と
 給油地までの距離が遠いとの事で、
 スンバ島を諦めてスンバワ島のサペの港に
 戻ることになった。
 12時間の夜間航行の末にサペに戻ることが出来たが、
 途中の海峡が大荒れで船がボワン ボワンに
 揺れて眠れなかった。


 地元の漁師がスンバ島で獲ったイソマグロの写真を
 船長が見せてくれた。頭が海底の砂にめり込んでいて
 この大きさである。過去にこのサイズが2匹獲れたといっていた。

 ※この写真はデジカメでプリントされた写真を写したものです。


 何キロか分からないがとんでもなく大きいイソマグロ
 2004年の釣行の時、この島で、私も何キロか分からないほど
 大きなGTを見た。
 スンバ島には夢がある。


 ※この写真はデジカメでプリントされた写真を写したものです。


 サペに戻ったがここも天気が良くなかった。
 まだ、残り1.5日あるので、ここから3時間の
 距離にあるコモドに岡田さんのリクエストで行った。


 コモドで釣りをする時は、パークレンジャーが乗ってくる。


 最初はGT−γで出てもGTが乗らないと
 言われていた岡田さんがコツをつかまれた。
 出たGTは、ほぼ、バイトに持ち込まれていた。
 GTーγを使っていてGTが乗らないのは
 きちんとしたアクションが出来ていないからです。
 良くGTは捕食が下手と言う話を聞くが、
 それは、間違いだと思う。
 自然界レベルで考えると、あんなにゆっくりと
 動いているルアーが食えないのでは
 捕食が出来ずに死んでしまうと思う。
 ルアーに出たが、乗らないのはアクションが
 不自然で見破られた可能性が高い。
 又、捕食のタイミングを自らのアクションで
 外している可能性が考えられる。
 ジャークとジャークの間が短すぎるとミスバイトをさせてしまう。
 長すぎると見破られてしまう。
 ジャーク後にルアーの浮き上がりが悪いと
 捕食のスイッチが入りきらない。
 GTに一瞬たりとも、見破られる隙を与えては
 いけないのである。


 小西は、コモドではポッパーを主体にテストを行った。


 岡田さん GT−γで連続ヒット!!
 完全なアクションと食わせのタイミングをマスターされた!!!
 


 K氏から岡田さんにガンママスターの称号が与えられた!!!


 GT−γの実験モデルにてヒット
 こんなに簡単にGTが釣れていいのかと
 思うほどベリーイージにGTが釣れるGT−γ


 K氏は、今回、波が高い条件で小型のGT−γを
 動かすにはブルーラグーンの必要性を感じて
 オーダー下さいました。


 GT−γ105gで川地さん キャッチ


 バイトは逃さない川地氏 
 氏はガンマアクションを釣り人に伝える
 ガンマ伝道師・ガンママスターの異名を持つ


 魚が釣れることは、釣り人 船長 クルー 皆を幸福にする。
 『GT遠征で皆がニコニコ顔で帰れる』 
 これを目指して生まれたカーペンターは
 今年で10年目になる。


 私は、コモドに入ってからはGT−γを投げなかった。
 GT−γを超えるポッパーを作るために、
 新たなる理論を求めて研究を開始した。


 テストポッパーに来た大型バラクーダー





 GT−γを購入したが、DVDの映像の様に動かないとの問い合わせを頂きます。
 今、GT−γを使って下さった方のお話が完全に2極化しています。
 『こんなにGTの反応が良いルアーは過去に見た事がない。大爆釣でした!』と
 言って下さる方と『使ったが動かし方が分からず難しい』と言われる方です。

 GT−γのアクションがジャークと呼ばれるアクションです。
 ジャークは日本人のルアーアングラーに馴染みが薄いアクションの
 種類だからだと思いますが、アメリカ人は、トゥ一チングよりジャークを多用します。
 ルアー釣りでは大変ポピュラーなアクションです。是非、マスターして下さい。
 肝は”ラインスラッグ”です。

 タックルについてですが、GT−γがDVDの様に動かないと言われた方の多くが
 ティップが硬いロッドを使用されていました。
 コツを掴んでいれば、ティップが硬くてもGT−γを
 動かすことは不可能ではありませんが、アクションに大変な集中力を要します。
 簡単にGT−γを動かすにはルアーの引き抵抗にマッチしたティップの軟らかさを持つ
 ロッドを使うことが良いと思います。私も波が高くてアクションが付けにくいと感じたときは
 ブラックカレントのBC78H−GMを使います。これは、ビッグシイラとキハダ用のロッドです。
 障害物にラインがスレる確立が少ない釣り場で使っています。
 しかし、GTに使うには少し頼りが無いと言われる方に
 今回のテストでGT−γやブルーフィッシュなどのペンシル用に最適なザ・ブルーラグーン
 シリーズのテストが終わりました。もし、今、お持ちのロッドが硬すぎて動かないなら
 このロッドをお勧めします。しっかりとGTのパワーを受け止められて、ティップは
 GT−γを動かすに最適な軟らかさを持ったロッドです。
 きっとGT−γを動かすのに満足していただけるロッドに仕上がったと思います。

 GT−γが動かないと言われた方でフックのサイズが違うものを付けておられた
 方がおられました。フックは、小さくても大きくても駄目です。
 アクションとGTバイトに大きな差が出ます。フックは、小さいとダイブしません。
 大きいとルアーの浮き上がりが悪く、GTが出るけど乗らないと現状が出ます。
 GT−γの形は単調ですが、中身は物凄く巧妙に作られています。
 狙いの動きを出すには必ず適合フックを取り付けて下さい。

 また、出来るだけナイロンリーダー直結が好ましいです。
 大きな接続金具は、頭が重くなりフロントヘビーにしてしまい浮力とバランスを崩します。

 使っていたGT−γが動かなくなることがあります。これはルアーに原因があります。
 GTの歯型でルアーに傷が付き、そこから水が入りバランスが変わるのです。
 そのようになった時の現象として、ルアーのダートがタイトになります。
 また、浮力を失って浮上の時にキレがなくなります。
 このようになりましたら、アクションが出ないばかりか、GTの捕食スイッチが
 入らず、大切なバイトを逃してしまいます。
 水が染み込んでアクションがおかしいと思ったら直ぐに、新しい物と交換して下さい。
 水が染み込んだGT−γは水洗いして空気の乾いたところで10日以上乾燥させれば
 元の状態になります。傷の部分だけを補修すれば元の元気に泳ぐGT−γに
 戻ります。この時、絶対にルアー全部をコーティングしないで下さい。
 浮力を失います。

 GT−γがほんとに微妙なバランスで動いていて、捕食するスイッチも
 バランスが崩れると入らないほど微妙な物です。
 狙いの動きが出なければ、ただのペンシルベイトになってしまい、GT−γの
 威力を発揮しません。
 その為、上記の文章中で断定的な言い回しが多くなりすみませんでした。



 ザ・ブルーラグーンが今回のテストで完成しました。大変お待たせしました。
 7月に全てのパーツが揃い、カスタムロッドの製作が出来そうです。
 レギュラーモデルは、9月頃からリリースさせていただきます。

 詳しくは こちら をご覧下さい。