試作ロッドはパワーとレングスの調整が必要でした。
現行のラ・グランメールがスポーツカーフィーリングに対して
今回の試作ロッドは高級セダンと言ったフィーリングです。
大変マイルドで人間に対してローインパクトなロッドです。
ラ・グランメールのリフト力とレスポンスの良さには叶いませんが
GTの引きに対して少ない力で耐えることが容易でした。
私は現行の現行のラ・グランメールのスポーツカーフィーリングが好きですが
今回の試作の調子が好きな人も多いなと思えるものでした。
私自身も力を抜いて釣りをしたい時に高級セダンのようなフィーリングの
ロッドも欲しいなと思いました。
今は存在しなくなった8フィート前後のジギングロッドとしても使いよい
調子に感じました。
レングスとパワー調整をして新たに試作を起こし次回の釣行時にテストを
行います。
今回の釣行では小型GTしか出ませんでしたが、動きは狙いの動きが
きちんと出ました。特徴はポッピングエラーが少ないこと
大きな前面カップにより大きな水押しでGTを呼び
レスポンスの良い小気味良いスプラッシュで食わせることが
出来るポッパーです。
2004年5月にトカラ列島の水深50mで大型GTをヒットさせています。
ワイルドバイオレンスやSP78UHL SP78EX・H DJ83MHと
ベストマッチです。国内の春のGTに間に合うように製作を
開始します。
STR−180 (ストライプ180g)
GT−γと同じくハッスルポップにもルアー自身に食わせのアクションが
巧妙に仕組まれたGTに脅威となる恐ろしいポッパーです。
ポッピングエラーが少ないこと、レスポンスが良い事、
自由度のあることが大きな特徴です。
直ぐに製作を開始します。
ハッスルポップ 100g 130g
ライブベイト GT−γ 160g
今回のテストで完成したルアー
ヘビーロッドでも動くGT−γが欲しいという
リクエストで作らせていただきました。
適正重心位置も定まり
大変良い仕上がり具合になったと思います。
直ぐに製作を開始します
BACKはブラウザの戻るで戻ってください。
インドネシア GT (スンバ島 サウ島 コモド島)
ヘビーロッドで使えるGT−γが欲しいとのりクエストを受けてフィールドでGT−γ 160gのテストを行いました。
ボートのオーナ ジョンさんとお会いしました
スンバワ島の東端 サペの港から出航した。
目的地、スンバ島へは一日でダイレクトに行けないので
コモド島に夜、停泊してスンバ島に向かった。
時間があったので行き帰りで5時間コモド島で釣りをした。
今の時期は水温低下でベイトが少なく、
又、フィッシングプレッシャーで厳しいと言われだした
コモド島ですがGT−γで5時間でGTが19匹も釣れました。
コモド島での実測29kgのGT GT−γ 160g プロトタイプ+
GT79試作でヒット。デジカメの遠撮りは何故、こんなに魚が
小さく見えるのかな。一眼レフの広角レンズの写真が羨ましい
川地さんのGT-γ 120g 納期優先モデルに出た
ビッグGT シャローに逃げ込みラインブレイク
35kgはゆうにオーバーでしたGTでした。残念
GT−γを使っているとコモド島のGTがスレていると
言う感覚が沸いてこない
GT−γ 120g 納期優先モデル グルクンカラーにて
何か魚の気配がある所にGT−γを投げれば
一撃で喰ってくる。
GT−γ 160g プロトで 
躊躇すること無しににGT−γに襲いかかる為、
高確率でフッキング 
各ポイントで釣れる。恐ろしい兵器のGT−γ
5時間の釣りでどこのポイントでもヒットなので
GT−γでコモド島をきちんと狙えば
どんなに釣れるのかと思った
GT−γ 160gでキャッチ ポッピングポッパーを
全く無視で真横にあるGT−γにヒットするもので
二人ともガンマ依存症になってしまった
川地さんのSP711M(通称 セブンイレブン)が
曲がる。川地さんのように上手く操ることが出来れば
GT−γをSP79Mクラスの硬さのロッドで操ることが
出来ます。川地さんは慣れておられるので上手く泳ぎますが
慣れないうちはライトロッドがベストです。
川地さんのSP711Mが曲がる
”スレたGTでもGT−γが有れば怖くない”と
GT−γでの入れ食いでニコニコ顔の川地さん
川地さんも私も余りに苦労無しに簡単にGTが釣れるので
ガンマ依存症の顔になっている
重量級ルアー STR−180で頑張ったが
出たのがアカマス がっかり・・・・・
悲しいことだが、魚釣りに至っては
自然相手の為、努力と釣果は比例しないようだ
今回はメインはコモド島ではなくスンバ島&サウ島でしたので
上記写真は行き帰りに5時間だけコモド島で竿を振った物です。
スレたと言われるコモド島ですが、既存ルアーに
スレているだけでGTはいくらでもいるように感じました。
恐ろしい武器に完成したGT−γ 
ポッピングポッパーの真横でガンマに出るので
ガンマの付いたロッドをつい持ってしまうという
ガンマ依存症に二人ともかかってしまいました。
皆がこのルアーを使い始めればどうなるのかなぁと
川地さんはちょっと心配されていた。
GT−γは、まだ、ファーストGTをキャッチしていない方や
最後の切り札的ルアーとしての使用がベストかもしれません
スンバ島 サウ島へ
サペから走行時間11時間の航海の後、
スンバ島に到着 遠い・・・・・
ほとんどルアーにスレていない海域と判断したので
GT−γを使わずに新作ポッパー メガロドン110gをセレクトした。
破裂音系のポッピングポッパーの集魚効果は
高く30kg弱のGTが飛び出した。ロッドは広範範囲に
狙うことを目的に遠投の効くLR89−LDCをセレクト
真っ黒な産卵前の雄のGTがメガロドンでヒット
破裂音型ポッパーの集魚効果は凄い。
GTを抱くと魚の表面の粘膜が剥がれて
GTのダメージが大きいので極力自分は
持たずに直ぐにリリースしてもらった。
メガロドンは破裂音型のポッピングポッパー
集魚効果抜群で浮き上がりを早くしたので
寄ってきたGTにルアーを見破られにくい新作ポッパー
この場面ではGT−γよりポッピングポッパーが
断然有利でガンマの反応がいまいちでした。
川地さんも直ぐにポッピングポッパーにチェンジ
少しスレたのでルアーに自由度がある新作 ハッスルポップ130g プロトに
チェンジした。浮き上がるときに自動的に起こるルアーの動きで
簡単にヒットしてきた。ここのGTアベレージがでかい
動きに自由度があるポッパー ハッスルポップ 130g プロト
高浮力でありながらポッピングエラーをほとんど起こさない。
背中のフィンが肝 
突出した性能はないが、凄く良くまとまった優等生ポッパーに
仕上がったと思います。
車で言うとビッツやカローラと言ったところでしょうか。
マスプロダクションメーカーが作る誰もが癖なく使いやすい
ポッパーのフィーリングです。
GTを始められてポッパーの操作が難しいと感じておられる
アングラーの方にお勧めです。ポッピング後に
急激なラインスラッグを作ることで自動的に食わせのアクションが
出るように仕組まれています。
ハッスルポッパー 100gのプロトにもヒット
BC78H−GM BC611SHPで使うとシイラ感覚で
GT釣りが出来ます。全く疲れ知らずで大変楽です。
ハッスルポップ 130g プロトタイプで次々ヒット
動きに自由度があるので使っていて楽しい
ハッスルポップが浮上した時に起こるアクションに
”逃げるな”とばかりに全身を飛び出してバイトした。
既存のルアーと比較してスイッチの入り方が違う。
ガップリとハッスルポップを飲み込む。
ロッドはGT79試作で
GT−γと同じくハッスルポップにもルアー自身に食わせのアクションが
巧妙に仕組まれたGTに脅威となる恐ろしいポッパーです。
STR−180で釣れたメッキ
炎天下、頑張って重いのを投げたが
努力が報われなかった
夕食
味噌鍋が出た。大変美味い
やっぱり夜はこれ!
マリンギアーのプロペラシャフトのシールから
オイルが漏れた。メカトラブルで今回の釣行は
終わったなぁと思っていたら一晩の大修理で
翌日には直っていた。浮いている船の状態から
シャフトを抜いて直したそうです。素晴らしいスタッフです
スンバ島の朝 ナブラが
ポッパーに反応がないのでGT−γにチェンジ
一撃でヒット ロッドはGT79試作で
ここで釣りをしていると時間が無くなるので
今回の本命ポイントのサウ島に向かった。
13時間以上の行程
延々クルージング
川地さんがひやむぎを作ってくださった。
最高に美味い
サウ島の朝
網を積んだ漁船がたくさんある。
僻地だと思っていたのに人が多い
不安がよぎる
お皿をひっくり返したのっぺりとした砂の島
詳細海図が無く地形が読みきれていなかった。
人口密度が低いとの事だったが
海岸には漁をするひとが一杯いた
少しあった岩礁でアカマスヒット。この魚が居れば
大抵GTもいる。しかし、駄目
期待のサウ島が良くないので
早々に諦めてスンバ島に戻ることに
スタッフがトローリングルアーを流したら
すぐにGTがヒット。水深40mの何も無いところで
釣れた。GTが居る事は分ったのでここはいるだろうと
思えるポイントで少し粘ったがバラクーダーのヒットのみ
見切ってスンバ島に戻りました。
新規開拓は誰かが入らないと真実は分らない。
川地さん曰く、我々はモルモット隊なので・・・・
岬も変化が無くのっぺりしていた。
万一の事故に備えて衛星携帯が
船に備え付けられていた。
川地さんは日本からイリジウムを持参下さった
夜には昼の釣りのビデオの鑑賞会をした
川地さんが食材を持参して色々なものを
作ってくださった
お茶漬け 最高に美味い
シャローリーフでNEW理論で作った 
新作の美らペン155g プロトタイプにヒット
ロッドは遠投性能抜群のLR89−LDC+PE5
浮いてきたGT
GTにとって驚異的なルアーになった美らペン155g
縦扁平ボデーと重心位置の効果で微妙な反転型のボデー
ローリングを起こす。これがシンプルなカップインペンシルの
欠点を補っています。
詳しいお話しはすることが出来ませんが、
ミスバイトを無くすようにアクション自体に工夫がされています。
難しいこと無しにルアーが多くの事をカバーしてアングラーを
助けてくれます。進化型の美らペンです。
新型 美らペン155gに来た 実測35kgのGT

この直後、大きなポテトコッドがヒットして穴に入られて
GT30kg以上記念ルアーボードに入る予定の美らペンを
無くしてしまった 
船長が計測してくれた
STR−180にメッキ
続いて STR−180にメッキ
GT−γ 160g プロトで30kg近いGTが出た
3日前に攻めたポイントなのでスレが入っているのか
ポッパーは良くなく、GT−γでの反応が凄い
川地さんとダブルヒットが5回もあった
STR−180でメッキ 重いルアーを頑張って
投げているがなぜか努力が報われない
川地さん 鮫をキャッチ 鮫は眼は悪いが
その他の感覚器官が発達しているので
見破られずにヒットすると言うことはGT−γにとって
良い事ではないかと感じた
今回、スンバ島で恐ろしい物を見ました。GT-γにヒットした6〜7kgクラスのヨコシマサワラを2m位有りそうな
何かが追いかけてきたので鮫だと思い、ロッドテストも兼ねて飲ませて釣ってしまおうと思っていると
反転して頭からヨコシマサワラを飲みだした。船の眼の前で鮫かと思っていた魚が反転した。
フライングブリッジにいたキャプテンとクルーが叫んだ。ビッグGT! 
ヨコシマサワラの口に掛かっていたGTーγごと丸呑みした。もし少し送り込んでやろうと待っていたら
吐き出してしまった。多分、ヨコシマサワラと一緒に飲み込んだGT−γに違和感を感じて吐き出されてしまったようだ。
もう少し早くフッキングを入れていたら掛かっていたかもしれない。
ヨコシマサワラを飲みこんだGTは今まで見たことが無い超巨大GTあった。
でか過ぎて何キロなのか想像もつきませんが、何キロか言えと言われれば
80キロかそれ以上、もしかしたら100kg位あるかもしれませんと答えます。捕獲して計っていないので何とも言うことは
出来ませんが、見ている光景が信じられなくてこれは夢じゃないのかと思ってしまいました。
頭が異常にでかく、腹の厚みが立てられるのではないかと思えるほど太く、そして一気に寸詰まりになりでかいしりびれが
印象的でした。海は人間の想像を遥かに超えた所のようです。今も脳裏から離れません。
50kgクラスのGTだとバイトシーンから良く見ていることがあるのですが大きさの桁が違いました。
こんなでかいGTが存在していたのかと思った。人間の想像の領域を完全に超えた物を見てしまいました。

今もスンバ島で泳いでいると思います。
化け物GTに噛み付かれたヨコシマサワラ
GT−γでのヒットが続く
川地さんとダブルヒット STR−180とGT−γ 120g
STR−180に良型GTがヒットした
また、川地さんとダブルヒット 
ハッスルポップとGT−γ 160gで
広範囲に攻めようとLR89−LDCで遠投した。
アカマスがGT−γについてきたので食わせないように
頭を上げて逃げているアクションを入れた。
するとGTが全身を見せてGT−γ 160gに襲いかかった。
これは出て来たアカマスを使って
自然界で普段起こっているストーリを作ることで
ルアーを餌であるとGTに思わせて安心させ、同時に
アカマスに喰われないとする闘争心を煽り
バイトさせる方法である。自然界で起こっていることを
ストーリーにしてしまう。これもルアーを餌だと認識させる
私のテクニックの一つになっている。
GT−γ 160g プロトタイプで上がった
推定GT35kgオーバー
スンバ島のアベレージはでかい 今回、移動時間が
多くて釣りはコモド島で5時間 スンバ島 サウ島で
合計16時間しか釣りが出来なかった。
合計21時間で二人で54匹のGTが釣れた。
コモド島は勿論、未開のスンバ島でもGT−γは
フィーデングタイムから外れたGTに大変強かった。
先週、モルジブに行かれたK氏が
フィーデングモードから外れた時間帯はGTーγしか
喰わなかったとの報告を頂きました。
GTに対して最終兵器という物は絶対に存在しない。
なぜならGTもどんどん変化していくからである。
しかし、現時点だけを考えるなら
スレたGTや活性の無いGTに対してGT−γは
最終兵器と言って良いくらい恐ろしい強さを持っている。
GTーγに係わらずルアーを使う上でとても大切なことはそのルアーに仕組まれた”喰うアクション”をいかに上手に
引き出すかと言うことでです。
GT−γは私は大変イージーなルアーに思います。
ライブベイト α βでGTをヒットさせるにはトップウォーターの
基礎が理解できていない方には大変難しいかもしれません。
自分自身もこれらのルアーを使うときは全身神経を集中させて使っています。
しかし、GT−γはジャークで喰うアクションが勝手に出るように細工がされています。
アクションはポッピングのソフトの様なアクションです。
狙いの動きを出すにはロッドワークが大変重要です。
違った使い方ではGT−γのポテンシャルを生かせませんし釣れません
百聞は一見にしかずということで現在GTポッパーのアクション DVD ビデオを制作中です。
この中にGT-γのアクションもあります。
急ピッチでDVD ビデオは進めています。これが何か参考になれば幸いです。

GT−γは使うロッドが大変重要です。例えば40mの水深で3オンスのジグを
15オンス対応のOH55XHで使うことは可能でも釣れる確立が極端に減ります。
これと同じでルアーが受ける水流抵抗とロッドのティップの硬さにはベストなバランスがあります。
GT−γを動かしてみて難しいと感じられる方や動かないと感じられた方は
ライトロッドを使ってください。無理をして硬いロッドを使っても
GT−γの狙いのアクションが出なければ釣れません。
特にGTを始めて間もない方やトップウォーターの釣りの基礎をお持ちで無い方は
竿がアングラーのアクションを制御してくれるライトロッドをお勧めします。
GTに対してライトタックルはどうも・・・・と言われる方は今回、完成したGT−γ
160gをご使用下さい。このウェイトクラスになるとカーペンターのヘビークラスの
どのGTロッドでも慣れれば使うことが出来ます。

このルアーを作るにあたり川地さんから誰でもが簡単に使えることと言うリクエストを受けました。
誰でもが使えること、これが今回一番難しいと感じたことです。
GT−γはとても簡単に使えるルアーを作ったとの思いですが、難しいとの声も上がっているとの話を聞き、
何故、あんなに簡単な操作のルアーが・・・・・と思い、それを川地さんに話すと沖縄のK氏にそれを伝えたそうですが、
K氏は『あの簡単なGT−γが動かないと言うなら何を使っても動かない人ですよ。
自分の基礎が出来ていない事を棚に上げてルアーが悪いと言う人なんかほっておけばいい
先日も納期優先モデルのGT−γで30kgクラスのイソマグロを良いアクションをさせて釣って帰られました上手いつり人の方が
おられましたよ』とのお話でした。

最後にですが、GT−γは本当に簡単に使えて良くつれます。
しかし、簡単にも人それぞれでレベルや感じ方があります。
例えば、乗りやすい大衆車の代名詞のカローラですが、運転の基礎知識を知らない人(車の免許を持たない人)は
カローラが乗り易いのか、乗りにくいのかと言う以前に車を操ることができません。
ここが大変重要です。GT−γですが投げて適当に巻けば手品のように釣れるかといえば
そのようなルアーではありません。適当に使って手品のように釣れるルアーなどこの世に存在しません。
生きたルアーになるも死んだルアーになるも使い手次第です。
BC611SHPやBC611SHP−GMでGT−γ 120gが
上手く動くかとのご質問がありましたので
今回の釣行の最後に私は既に使うことを
封印しているGT−γ 120gをBC611SHP−GMで使いました。
結論からお話しますと全く問題なく使えます。大変使いやすいです。
慣れてくると問題なく多少硬いロッドでも使えます。
GT−γについて