ルアーの洗い方 (是非、お読みください!!)



 ここでは使用したルアーの洗い方を説明させていただきます。


 写真の水が白く濁っているのがお分かりいただけると思いますが、

 これは塩分と汚れです。

 私は今まで錆によるルアーの破損はノートラブルですが、

 物凄く稀にですが、ルアーの洗い方が不十分で、

 ワイヤーが錆びて切れた方がおられます。

 (ステンレスは錆びないと思われがちですが塩で腐食を起こします)


 この現象はルアーが1回の使用でも、

 魚を掛けていなくても起ります。

 1〜2年以上前に使用して、塩が残ったままのルアーは

 特に注意が必要です。

 ステンレスの腐食は“孔食”と言われ、とても小さな穴錆が

 深い部分まで達している場合があり、外観では錆びの判断が

 非常にしにくく、見た目には判断がつかない場合があります。


 腐食を起こさせないためには使用後のメンテナンスが重要です。


 私は使い終わった道具は、神経質な位に洗っています。

 釣り場の水道では、水が使える時間や水の量の問題と

 冷水の為に十分に塩分を落とせないと考えているので、

 帰宅後かホテルの温水シャワーでしっかりと洗います。

 釣り場で洗っても、帰宅後もう一度必ず温水シャワーで洗います。


 ルアーの洗い方は、容器に温水(35度位) を入れて

 手でルアーを押して、ルアーのボディー全体を沈めます。

 ザバザバ洗う感じです。これを温水を変えて3回行っています。

 3回目には水の白い濁りは無くなります。


 ルアー同様に、マグロに使用する “ボールベアリング スイベル”

 も同じような洗い方をしないと、腐食して回らなくなったり、

 腐食で破損します。(経験済み)


 同様に釣針も錆びさせるとファイト時に折れる

 原因になります。(経験済み)


 ウッドルアーを洗う時の注意点ですが、ルアーをつけ置きするのは

 長くて3分以内にしています。

 温水へのつけ過ぎは吸水の問題が出てくるからです。

 洗い終わったルアーは陰干しします。直射日光、温風など

 急激な乾燥は貼ってあるシートやボディーにトラブルを起こしたり、

 ルアーの寿命を縮める場合があります。


 ロッドも温水(35度位) で洗います。

 ガイド、リールシート、EVAも十分温水を流し、塩を落とします。

 洗った後は陰干しします。

 ロッドの本体とグリップは、基本的には抜いて保管します。

 挿して置いておく場合には、ジョイントは物凄く緩めた状態で

 ゆるゆるの状態で挿しておきます。普通に挿して置いておくと

 固着して抜けなくなる恐れがあります。

 ロッド(カーボン)は湿度を嫌うので、湿度が低い所での保管が

 望ましいです。


 洗浄後、梅雨や雨の日は、湿度を下げる為にエアコンで

 除湿を行っています。



 追記ですが、リールの水洗いは私の経験上、

 水を掛け過ぎると故障が増えると感じるので、

 シャワーの温水(30度位) を遠くからかけてサッと洗い、

 塩分を落としています。

 あまり湯の温度が高いとグリスが溶けそうなので

 温度は高すぎないほうがよいと思います。


 
  

 ロッドベルトも毎回、温水シャワーで洗っています。

 ケミカル材は種類により、加水分解(塩分で分解される) が

 起る物があるので、長持ちさせる為に、塩分がついた物は

 全てきちんと毎回洗っています。


 ライフウェストが海水まみれになった場合、

 乾燥して見た目に大丈夫でも、外のカバーを外して洗っています。

 軽く海水のしぶきがかかった場合は、外のカバーは外さずに

 濡れたタオルで拭いて、塩分がついたタオルを濯いで、

 それを3回位行うと、だいたい塩が取れて綺麗になっています。

 拭いた後は陰干しします。

 
 



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